メガバンク勤務の主人公・石橋太郎、審美歯科医の三好玲也、弁護士事務所のボス・岩倉和彦の3人は、男性に結婚適齢期はないと高をくくり、共に裕福で氣ままな独身生活を謳歌する友人關係で、玲也の妹・かずなには「AK男子(あえて〈AETE〉結婚〈KEKKON〉しない男子)」「こじらせ男子」と揶揄されている。しかし女性との關係がうまくいかない太郎は、3年前に別れて以来未練のある竹嶋舞衣が帰国したことを知り心乱れる。再会したものの舞衣は他の男性との結婚の決意を語る。太郎は落ち込み、次に付き合う女性と結婚できなければ一生独身でいると友人たちに宣言する。また玲也は離婚し再婚の意志はないものの、口説いた弁護士の日比野透子と交わろうとしてEDに罹っていることに気付き、和彦は突然自宅で父親の介護をすることになり、介護を押し付けようと恋人にプロポーズするものの、彼女にその本心を見透かされ捨てられる。
3人それぞれに結婚や人生にまつわる決断を迫られる中で、太郎は舞衣の婚約が白紙になったことを知り、慌てて彼女にプロポーズする。友人たちは太郎の行動を心配し、話し合うとする二人の前に舞衣の元婚約者・糸井立樹が現れて太郎を責めたてる。しかし舞衣の誘いで友人たちを交えた温泉旅行に出かけ、そこで立樹と向き合った太郎は彼の人柄と舞衣との仲を知って、身を引く決意をする。フリーになった太郎に対し、かずなは好意を告白するが、太郎自身にとってかずなは妹的存在で戶惑いを覚える。一方で玲也は交際を続けようとしている透子が和彦の部下で、しかも彼もまた透子に好意を寄せていると知り、三角関係に陥る。
立樹と復緣した舞衣は彼との結婚式に太郎らを招待し、かずなを伴って出席した太郎は、舞衣への未練がありながら意地を張って、かずなを結婚前提の恋人と紹介する。太郎はかずなに交際を申し込むものの、舞衣に未練があることは認めてかずなを「ぶっちぎりの“二番”」と評し、対するかずなも「結婚前提」の交際を迫ってこじれる。マッチングアプリやパーティーでそれぞれ他の相手探しをしているうちに騒動に巻き込まれた二人は、改めて対話するうちにいい雰圍氣になり、一夜を共にしようとする。しかしその時、立樹とともにシドニーへ行ったはずの舞衣が太郎のもとに現れる。