長沼八幡宮(ながぬまはちまんぐう)は、栃木県真岡市の神社。
歴史
795年(延暦14年)に創建された。坂上田村麻呂は蝦夷征討から帰還の途上、当地で誉田別尊を祀ったのが当社の起源である。その後も、1063年(康平6年)に源頼義が石清水八幡宮から分霊を勧請したり、1082年(永保2年)には源義家により社殿が造営された[1][2]。
元暦年間(1184年 - 1185年)、小山政光の次男宗政は下野国芳賀郡長沼(現・栃木県真岡市)に所領があたえられた。これを機に「長沼氏」を称し、当社を再興した。以降、長沼氏の氏神として栄えたが、長沼氏の衰退とともに、当社も衰微した[1]。
1604年(慶長9年)、関東地方の領主であった徳川氏より社領10石が与えられ、ようやく安定することができた[1]。
文化財
- 銅鳥居(栃木県指定有形文化財 昭和45年9月1日指定)[3]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年
外部リンク