長山寺(ちょうさんじ)は岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲にある臨済宗妙心寺派の寺院。長瀬城主鷹司氏菩提寺。
創建年代は不詳。鷹司冬基が開基である。長瀬城主鷹司氏の菩提寺として繁栄し、寺家が三十六院あったと伝えられる。天文17年(1548年)に長瀬城が落城した際、兵火を受けて衰頽する。正保4年(1647年)山県郡霊松院開山の石翁玄需により中興された。弘化4年(1848年)寺観を改める。大正10年(1921年)、15世華岳の代に字東坊所から現在地に移転した。
参考文献
- 揖斐郡教育会 『揖斐郡志』p.703 1924年
- 谷汲村長瀬財産区 『長瀬誌』p.p.190-193 1968年