福山牝馬特別(ふくやまひんばとくべつ)とは、福山競馬場で行われていた牝馬限定の重賞競走である。正式名称は「北陸・東海・近畿・中国地区交流 福山牝馬特別」[1]。
概要
中央競馬のGI競走・ヴィクトリアマイルのステップ競走の東海・北陸・近畿・中国地区の代表馬選定競走となっており[2]、1着馬のみ阪神牝馬ステークス・福島牝馬ステークスへの出走権が与えられる。
総額賞金は280万円で、1着賞金200万円、2着賞金46万円、3着賞金18万円、4着賞金10万円、5着賞金6万円となっている。
歴史
前身は園田競馬場で行われていた「兵庫牝馬特別」。2002年以降はアラブ系競走馬の減少に従って一時休止されていたが、2004年よりサラブレッド系限定の競走として復活した。2004年のみ姫路競馬場の1500メートルで施行。
2007年からは重賞に格上げされ[3][4]、それを期に大阪スポーツを発行する東京スポーツ関西支社から優勝杯の提供を受け、名称を「大阪スポーツ杯 兵庫牝馬特別」[3]に変更した。代表馬選定競走となった2006年を第1回としている。
2009年、本競走と同じく中央競馬のGI地区代表馬選定競走である若草賞(それまで笠松で施行)、マイル争覇(それまで名古屋。施行は2010年)とともに、福山競馬場へ移設され[5]、優勝杯の提供が東京スポーツ関西支社からデイリースポーツ社に変更された。それらにともない、名称を「大阪スポーツ杯 兵庫牝馬特別」から「デイリースポーツ杯 福山牝馬特別」に変更した。2013年からデイリースポーツ社が提供から撤退し、名称を「北陸・東海・近畿・中国地区交流 福山牝馬特別」に変更した。
歴代優勝馬(兵庫牝馬特別時代)
歴代優勝馬(福山牝馬特別)
回数 |
施行日 |
優勝馬 |
性齢 |
所属 |
タイム |
優勝騎手 |
管理調教師 |
1着賞金
|
第1回 |
2009年2月22日 |
キーポケット |
牝5 |
園田 |
1:46.0 |
板野央 |
吉行龍穂 |
250万円
|
第2回 |
2010年2月22日 |
キーポケット |
牝6 |
園田 |
1:47.4 |
吉村智洋 |
吉行龍穂 |
250万円
|
第3回 |
2011年2月27日 |
ゴールドピアース |
牝5 |
園田 |
1:47.1 |
木村健 |
荒山義則 |
250万円
|
第4回 |
2012年2月26日 |
ゴールドピアース |
牝6 |
園田 |
1:46.7 |
木村健 |
荒山義則 |
200万円
|
第5回 |
2013年2月24日 |
エーシンアガペー |
牝6 |
園田 |
1:44.6 |
田中学 |
橋本忠男 |
200万円
|
本競走優勝馬のヴィクトリアマイルステップ競走における成績
施行日 |
競走名 |
馬名 |
性齢 |
所属 |
着順 |
騎手
|
2011年4月9日 |
阪神牝馬ステークス |
ゴールドピアース |
牝5 |
園田 |
17着 |
木村健
|
2012年4月7日 |
阪神牝馬ステークス |
ゴールドピアース |
牝6 |
園田 |
17着 |
木村健
|
脚注
関連項目
外部リンク