田中 美真(たなか よしざね?)は江戸時代中期の佐渡奉行所地役人。佐渡田中家9代。
経歴
寛保元年(1741年)部屋住みより御役所見習となり、5人扶持を受けた。寛延2年(1749年)父田中千也の跡を継ぎ、諸帳面手形改役となった。宝暦元年(1751年)目付役となり、宝暦2年(1752年)土地を拝領した。
明和元年(1764年)山方役となり、江戸上納金銀を宰領し、地方・銀山方勘定を仕上げ、6月江戸に勤務した。明和8年(1771年)再び江戸に勤務し、安永元年(1772年)8月帰郷した。
安永7年(1778年)沢根御番所定番役。天明4年(1784年)12月11日59歳で死去した。法名は化成院幡誉幢光美真居士。
遺稿
親族
- 父:田中千也(元禄13年(1700年) - 寛延2年(1749年)5月11日)
- 母:鶴子(買石原田孫兵衛娘、元禄13年(1700年) - 天明3年(1783年)8月4日)
- 妻:いち(石井英純娘、享保16年(1731年) - 寛政6年(1794年)11月3日)
- 子:田中美矩(宝暦4年(1754年) - 文化9年(1812年)3月6日)
子供は早逝者を含めて8人いた。
脚注
参考文献
- 「葵園先生年譜」『葵園遺稿』田中完三、1931年9月。
- 佐藤利夫「佐渡田中家の系譜」『地役人の系譜 田中葵園資料寄贈記念展報告書』相川郷土博物館、2003年3月。
- 「資料目録」『地役人の系譜 田中葵園資料寄贈記念展報告書』相川郷土博物館、2003年3月。