柏原駅(かいばらえき[2])は、兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅[1]。
概要
福知山駅を管理駅とする直営駅[1]。丹波市の玄関口であり、市内の駅で唯一特急「こうのとり」が全列車停車する[1]。
当駅の駅舎は、1990年(平成2年)に開催された『国際花と緑の博覧会』において、会場内アクセス路線として運行されていた『ドリームエキスプレス』の「山の駅」の駅舎を、丹波の森構想に合致するものとして閉幕後に移築したものである[1]。木造2階建てで、1階に待合室・レストラン・旅行代理店・売店がある[1]。みどりの窓口は2020年に閉鎖され、みどりの券売機プラスで対応している。2階は通常開放されていない。
なお、JR線上には、当駅と同じ表記で読みの異なる駅が2つ存在する(「同じ表記の駅」を参照)。
歴史
駅構造
2面2線の相対式ホームを有する地上駅で[2]、列車交換が可能。かつて[いつ?]は2線の間に中線が敷設されていた。
自動改札機は導入されておらず、2021年3月13日にICOCAなどの交通系ICカードに対応した。2007年(平成19年)2月には改札内にLED式の発車標、改札外には液晶ディスプレイ式の発車標が設置された。
トイレは駅構内改札外に終日利用可能な男女別の物がある。2017年6月から同年10月にかけてリニューアル工事を行い改札外トイレはバリアフリー対応になった。かつては1番のりば上と駅前バス停付近にトイレがあったが、閉鎖・解体された。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
備考
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1
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福知山線
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上り
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篠山口・三田方面
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下り
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福知山方面
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原則としてこのホーム
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2
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行き違い列車のみ
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- 付記事項
- 1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線であるが、1番のりばが両方向からの入線・出発に対応している。
- 行き違いがない場合は、原則として上下線とも1番のりばに停車する。行き違いがある場合は篠山口・大阪方面の上り列車は1番のりば、福知山方面下り列車は2番のりばに停車する。
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かつて設置されていた券売機(2014年5月)
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改札口(2014年5月)
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プラットホーム(2006年5月)
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待合席(2006年5月)
ダイヤ
日中は1時間あたり、篠山口発着の普通と特急『こうのとり』が1本ずつ停車する。朝晩には大阪駅発着の丹波路快速も設定されている。
利用状況
「兵庫県統計書[6]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は816人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度
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1日平均 乗車人員
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1998年
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1,320
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1999年
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1,236
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2000年
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1,195
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2001年
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1,166
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2002年
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1,127
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2003年
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1,073
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2004年
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1,035
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2005年
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986
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2006年
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948
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2007年
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900
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2008年
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900
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2009年
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886
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2010年
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884
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2011年
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892
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2012年
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905
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2013年
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929
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2014年
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840
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2015年
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825
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2016年
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816
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駅周辺
北側は国道を挟んで住宅街が続く。南側は田園地帯が広がるが、柏原川の対岸には工場がある。駅のすぐ前には、田艇吉[7][8]の銅像と田捨女[9]の石像が立つ。
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駅前ロータリー
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かいばら一番館(観光案内所、旧柏原町役場)
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柏原八幡宮
バス路線
駅前にウイング神姫の以下の路線が発着している。バス停の名称は「柏原」。
- 篠山営業所
- 佐治
- 青垣住民センター前 ※平日のみ運行
- 関西記念墓園 ※墓園終着便は土日・祝日ダイヤの日時のみ運行
- 野瀬 ※1日1本のみ運行
この他、かつては神姫バスによる三宮駅前行きの路線、三田特急の前身とも言える路線や県立柏原病院行も発着していた。
同じ表記の駅
「柏原」と表記される駅は当駅以外にも存在するが、読みはいずれも異なる[2]。
これらと区別するため、マルス発行の乗車券などでは当駅を「(福) 柏原」と表記されている[2]ほか、ICOCAの使用履歴については片仮名表記されている。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 福知山線
- ■ 丹波路快速・■ 普通
- 谷川駅 - 柏原駅 - 石生駅
脚注
関連項目
外部リンク
福知山線(尼崎 - 福知山)(JR宝塚線 : 大阪 - 尼崎 - 篠山口) |
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*打消線は廃駅 |