松尾 佑一(まつお ゆういち、1979年[1] - )は、日本の小説家。
経歴・人物
大阪府豊中市出身[2]。大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了[3]。博士(工学)。大阪大学大学院博士課程在学中の2007年に『ロストワルツ』で第7回ボイルドエッグズ新人賞の最終候補として残る[4]。2008年には『かっぱ塾へ行こう!』で第4回野性時代青春文学大賞の最終候補として残り、『野性時代』2008年3月号にて掲載されるも受賞ならず。大学院博士課程修了後の2009年に『鳩とクラウジウスの原理』で第1回野性時代フロンティア文学賞の大賞に受賞。2010年4月に当受賞作が角川書店より単行本として刊行された。受賞後の作品として短編小説が小説すばるに掲載され、書き下ろし長編『昼寝の神様』が角川書店より2011年7月刊行された[5]。
作品リスト
単行本
- 鳩とクラウジウスの原理(2010年4月 角川書店/2016年5月 角川文庫)
- 昼寝の神様(2011年7月 角川書店)
- 恋のエニグマ3号(2012年8月 角川書店)
- 彼女を愛した遺伝子(2015年5月 新潮社/2017年11月 新潮文庫nex)
- 生物学者山田博士の聖域(2015年7月 角川文庫)
- 生物学者山田博士の奇跡(2015年11月 角川文庫)
- 理系研究者の「実験メシ」―科学の力で解決! 食にまつわる疑問(2021年5月 光文社新書)
短編小説
- 海軍猫型潜水艇ネ五〇一 (2011年) 小説すばる 2011年2月号掲載
- アン・スマートな冒険 (2011年) 小説すばる 2011年8月号掲載
- くらげたちの消滅 (2011年) 野性時代 2012年1月号掲載
脚注
関連項目
外部リンク