東京都立墨田工科高等学校(とうきょうとりつ すみだこうかこうとうがっこう、英: Tokyo Metropolitan Sumida Technical High School)は、東京都江東区森下にある都立工科高等学校。略称は「墨工(すみこう)」。
設置学科
沿革
- 1900年(明治33年)
- 2月18日 - 東京府職工学校設立を公示し、本所区本所林町1番地76(現・墨田区菊川一丁目)に設立。
- 7月21日 - 開校式を挙行。
- 1901年(明治34年)6月22日 - 東京府立職工学校と改称。
- 1920年(大正9年)4月15日 - 東京府立実科工業学校と改称。
- 1927年(昭和2年)11月18日 - 現校地に校舎を新築、移転。
- 1943年(昭和18年)7月1日 - 都制施行に伴い、東京都立墨田工業学校と改称。
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革に伴い、東京都立墨田工業新制高等学校と改称。
- 1950年(昭和25年)1月26日 - 東京都立墨田工業高等学校と改称。
- 1996年(平成8年)4月1日 - 同年度新入生より、進学対応を目的とした理工類型制を設置。
- 2001年(平成13年)
- 4月1日 - 機械科2学級のうち1学級を学科改編し、自動車科を設置。
- 6月 - 国土交通省より自動車整備士一種養成施設指定。
- 2023年(令和5年)4月 - 東京都立墨田工科高等学校へ改称。
校歌
特色
年1回行われる体育祭では各団に分かれて応援合戦が行われる。体育祭前より昼休みで各団ごとに「声出し」(応援)の練習をする。各団ごとに応援歌が存在し、応援団の団長が指揮をとる。また、2月の予餞会では1年生全員と希望者(教員含む)が全校生徒の前で「演芸」(一発芸や合唱)などを行う。
バスケットボール部は1949年の選手権(現インターハイ)で準優勝となった。
高校卒業者数に対する就職率が高いことでも知られ、例として2022年度卒業者の中では156人のうち143人が就職している[1]。
事故
2016年7月14日、午前中のプール授業で3年生男子生徒が保健体育男性教諭の飛び込み指導で水深1.1mのプール底に頭部を強打し首を骨折、胸から下が麻痺の状態[2]。
この事故について、捜査をしていた警視庁は2020年10月、該当教師を業務上過失傷害の疑いで書類送検し、検察も略式起訴した。ところが東京簡易裁判所は、書面での審理だけで処分を決める略式命令は相当ではないと判断し、正式な裁判を開くことを決めた事が2021年1月に伝えられた[3]。
2021年11月22日の判決で東京地方裁判所は求刑通り、罰金100万円の判決を言い渡した。
著名な卒業生
著名な教職員
関連項目
脚注
外部リンク