小説ドラゴンクエスト(しょうせつドラゴンクエスト)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)から発売された小説のシリーズ。
エニックスのコンピュータRPGであるドラゴンクエストシリーズのストーリーや世界観に基づいたファンタジー小説である。第1作『ドラゴンクエスト』から第7作『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』までが発売された。
作者は作品ごとに異なり、『ドラゴンクエスト』から『III』までの「ロトシリーズ」は高屋敷英夫、『IV』から『VI』までの「天空シリーズ」は久美沙織、『VII』は土門弘幸が担当している。なお小説の設定に協力したのは横倉廣(『IV』まで)。
以下にて、各作品の詳細を解説する。なお、世界観や登場人物などは各ゲーム作品の記事もあわせて参照のこと。
高屋敷英夫著。ハードカバー版と新書版は全1巻、文庫版は2巻構成。ゲームノベライズの先鞭をつけた作品である。これ以後、ドラゴンクエストシリーズのノベライズは『VII』まで続く。
ゲーム本編では見られない小説オリジナルの設定を以下に挙げる。ゲーム『ドラゴンクエストIII』の発売後に執筆されたため、『II』『III』および関連小説『モンスター物語』『アイテム物語』の設定を取り入れたものもある。
高屋敷英夫が執筆した。ハードカバー版、文庫版は全2巻、新書版は全1巻。
ゲーム本編では見られない小説オリジナルの設定を以下に挙げる。
高屋敷英夫著。ハードカバー版と文庫版は2巻構成、新書版は全1巻。
ゲーム本編には見られない小説版オリジナルの設定を以下に挙げる。
前3作のノベライズを務めた高屋敷英夫に代わって、少女小説で実績のあった久美沙織が担当。ハードカバー版・文庫版は全4巻、新書版は全3巻。雅語的な単語や表現を豊富に用いたロマンチックな作風が特徴だが、トルネコが主役の第三章はキャラクターの雰囲気に合わせて文体が童話風の「です、ます」調になっている。各章の冒頭には、吟遊詩人のホイミンの詩が載せられている。
ハードカバー版・文庫版の各巻の構成は以下の通り。
新書版では以下の通りになる。
久美沙織著。ハードカバー版、文庫版、新書版はいずれも全3巻。
ゲーム本編には無い小説オリジナルの設定を以下に挙げる。
久美沙織による。元々オリジナル設定の多い久美によるノベライズの中でも特にその度合いが強い。ハードカバー版、文庫版、新書版はいずれも全3巻構成。
『IV』-『VI』のノベライズを担当した久美沙織に代わり、本作では土門弘幸が担当。全3巻構成。ドラゴンクエストシリーズ最後の小説作品となった。多くのイベントの省略や変更・転職システム・メインサブ共の登場人物の扱い方などに改変が大きく見られ、特に3巻ではそれが顕著に表れている。他のシリーズの小説と違い、HPとMP、武器防具の装備、転職によるパラメータの変化まで文章化しているなど、ゲームのノベライズに徹している。
ゲームでは見られない小説オリジナルの設定を以下に挙げる。
この項目は、文学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:文学/PJライトノベル)。
項目が小説家・作家の場合には {{Writer-stub}} を、文学作品以外の本・雑誌の場合には {{Book-stub}} を貼り付けてください。