学校法人大阪観光大学(がっこうほうじんおおさかかんこうだいがく)は、大阪府泉南郡熊取町に主たる事務所を置く学校法人である。
設置する学校
かつての設置校
沿革
1921年(大正10年)、大阪市内の日蓮宗寺院が、日蓮上人降誕700周年事業として明浄高等女学校を設立したのがルーツである[2][3]。その後1931年(昭和6年)には宗門を離れており[2]、教育内容に宗教色はない[4]。
「明(あか)く、浄(きよ)く、直(なお)く」を建学の精神とする[2][4]。
年表
- 1921年(大正10年)4月 - 明浄高等女学校設置・開校[2][3]
- 1931年(昭和6年)6月 - 宗門を離れる[2][3]
- 1945年(昭和20年)6月 - 財団法人明浄高等女学校設立認可[2][3]
- 1947年(昭和22年)4月 - 学制改革に伴い明浄学院中学校設置[2][3]
- 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革に伴い明浄学院高等学校設置[2][3]
- 1949年(昭和24年)4月 - 法人名称を財団法人明浄学院と改称[3]
- 1951年(昭和26年)3月 - 学校法人明浄学院に組織変更[2][3]
- 1985年(昭和60年)4月 - 大阪明浄女子短期大学開学[2][3]
- 2000年(平成12年)4月 - 大阪明浄大学開学[2][3]
- 2004年(平成16年)9月 - 明浄学院中学校廃止[2][3]
- 2006年(平成18年)4月 - 大阪明浄大学を大阪観光大学に改名[3]
- 2009年(平成21年)8月 - 大阪明浄女子短期大学廃止[2][3]
- 2019年(令和元年)12月 - 大阪地検特捜部は、業務上横領の疑いで元理事長らを逮捕した[5]。
- 2020年(令和2年)
- 3月16日 - 大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、同日、保全管理命令を受けた。負債総額は申請時点で約7億6,000万円[6]。高校・大学は引き続き存続する見込みとなった。
- 10月2日 - 債権者集会での可決を受け、大阪地方裁判所が再生計画認可を決定。同月下旬に再生計画が確定[7]。
- 2022年(令和4年)4月1日 - 明浄学院高等学校を学校法人藍野大学に経営移管。学校法人明浄学院は「学校法人大阪観光大学」に名称変更し、大阪観光大学のみを経営する[8]。
- 2022年(令和4年)
- 5月17日 - 大阪地方裁判所から民事再生手続の終結決定を受けた[9]。
- 12月21日 - 大阪観光大学にて新学校法人発足記念式典・シンポジウムを開催した[10][11]。
役員
※2022年(令和4年)4月1日現在[12]
不祥事
明浄学院高等学校の郊外への校舎移転計画(後に中止)を発端とした横領事件により、2019年には本法人の元理事長やプレサンスコーポレーションの代表取締役社長(当時)が逮捕されている。また、その余波で資金繰りが悪化したために、2020年には民事再生法の適用を申請した。なお、2020年10月には再生計画認可。2022年5月、民事再生手続を終結し、大阪地方裁判所よりその旨決定を受けた。
脚注
出典
外部リンク