大矢田神社(おやだじんじゃ)は、岐阜県美濃市にある神社である。旧社格は郷社。
本殿は江戸時代初期の1672年(寛文12年)、拝殿は1671年(寛文11年)再建であり、ともに重要文化財に指定されている[1]。また、楼門は1723年(享保8年)再建であり、美濃市指定文化財である[2]。
祭神
歴史
深山に悪竜が棲み付き、困った里人が喪山の天若日子廟所(現・喪山天神社)に加護を祈ったところ、建速須佐之男命を祀るよう夢告があった。
その通り勧請を行うと、建速須佐之男命が現れ、悪竜を退治してくれた。平和を取り戻した里人は、建速須佐之男命と天若日子命を祀る祠を建てた。
- 護摩堂・鐘楼・観音堂など仏教施設は廃されたが、唯一、楼門(仁王門)が残された。このため神社の中に仏教式の門が残っている。
大矢田もみじ谷
大矢田神社のひんここまつり
文化財
- 本殿 - 寛文12年(国指定重要文化財)
- 拝殿 - 寛文11年(国指定重要文化財)
- 楓谷ヤマモミジ樹林(90.3a)(国指定天然記念物)
- 絹本著色釈迦十六善神図 - 室町時代(岐阜県指定重要文化財)[4]
- 梵鐘(禅定寺)- 明応3年(岐阜県指定重要文化財)
- 梵鐘(青柳社)- 大永3年(岐阜県指定重要文化財)
- 楼門(旧仁王門)- 享保8年(美濃市指定文化財)
- 阿弥陀如来坐像 - 室町時代(美濃市指定文化財)
- 弘法大師坐像 - 室町時代(美濃市指定文化財)
- 大般若写経 - 室町時代(美濃市指定文化財)
- 兜-室町時代(美濃市指定文化財)
- 大矢田のヒンココ(国選択記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)
所在地・アクセス
脚注
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、大矢田神社に関するカテゴリがあります。