在イギリスロシア連邦大使館(ざいイギリスロシアれんぽうたいしかん)は、英国に駐在するロシア連邦の大使館である[1]。本館と領事部は、ケンジントンパレスガーデン5番地と6-7番地(ベイズウォーターロードとの交差点)に所在する。大使公邸は別の建物にあり、ケンジントン・パレス・ガーデン13番地(ハリントンハウス)に所在する[1]。関連施設として、ハイゲートのミルフィールドレーン44番地に駐在武官事務所、ハイゲートウェストヒル33番地に通商代表部がある[1]。
歴史
ロシア帝国時代には、大使館はベルグレイヴィアのチェシャムプレイスにあり[2]、この建物は1924年から1927年までソ連の大使館としても機能した[3]。1927年から1929年にかけて外交関係が中断され、外交関係の再開後は、ソビエト政府の駐英機関はケンジントン・パレス・ガーデンの建物群に移動した。
ソ連の崩壊後、ロシア連邦は英国の旧ソ連の資産を継承した[4]。しかし、ウクライナはそれを承認せず1999年に訴訟を提起し、世界中の他のほとんどの旧ソ連大使館と同様[5][6]、この状況は未解決のままとなった。この訴訟以前はロシア連邦が所有権を登記できていたが、その後はロシア連邦は法律上売却も賃貸もできなくなった[7]。
抗議活動
本大使館は、長年にわたって抗議の対象となってきた。
- 2008年:
- クラスター爆弾に反対する団体(Cluster Munition Coalition)および地雷に反対する団体(Landmine Action)が、南オセチア戦争でロシアがクラスター爆弾を使用したとされることに抗議した[8]。
- 南オセチア紛争におけるロシアの役割に反対する親ジョージアの抗議者が大使館の外に集まった[9]。
- 2011年: ピーター・タッチェルと支持者がロシアの同性愛者の権利について抗議した[10]。
- 2012年: パンクバンドのプッシー・ライオットの投獄に反対する人々によって抗議が行われた[11]。
- 2012年: シリアのアサド政権(ロシアの強力な支持を受けている)の反対派が大使館の外で抗議し、大使館に損害を与えたとされる[12]。
- 2013年:
- 2017年4月12日: チェチェンに同性愛者のための収容所が設置されたとされることを非難する抗議行動が行われ、数百人が参加した[15]。
- 2022年: ロシアのウクライナ侵攻に抗議するため、大使館の外で複数の抗議行動が行われた。
SNS上での活動
2022年ロシアのウクライナ侵攻に関連して、本大使館のSNSアカウントは次のような影響を及ぼしている。
ギャラリー
関連項目
脚注
外部リンク
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f3/Flag_of_Russia.svg/23px-Flag_of_Russia.svg.png) ロシアの在外公館 |
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