内山椿軒

内山 椿軒（うちやま ちんけん、1723年^{[注 1]}（享保8年）- 1788年12月6日（天明8年11月9日））は、江戸時代中期の狂歌師、儒学者、歌人である。名は淳時。通称は伝蔵（伝三とも）。字および別号に賀邸がある。

経歴・人物

江戸の生まれ。初め江戸幕府の幕臣を務めたとされているが不明である。後に文学に転向し、坂静山から和歌を学ぶ。後に烏丸光胤や日野資枝からも和歌を学んだ。

後に狂歌の制作に転じ、多くの門下を著名な狂歌師として育てた。また、江戸における六歌仙の一人となり一躍有名となった。

主な弟子

• 四方赤良（太田南畝）
• 唐衣橘洲
• 朱楽菅江
• 平秩東作

主な著作物

• 『遺珠集』- 没後に刊行。和歌集。
• 『明和十五番狂歌合』- 狂歌集。

脚注

注釈

1. 1722年（享和7年）説もある。

出典

• デジタル版 日本人名大辞典+Plus（講談社）『内山椿軒』- コトバンク
• 朝日日本歴史人物事典（朝日新聞出版）『内山椿軒』- コトバンク
• 世界大百科事典 第2版（平凡社）『内山賀邸』- コトバンク