八幡神社(はちまんじんじゃ)は、茨城県古河市本町(北新町)にある神社[1]。「諏訪八幡神社」とも呼ばれる[2]。
祭神
八幡神(誉田別命)
歴史
社伝によれば、室町時代の康正元年(1455年)、初代古河公方・足利成氏が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請し、のちの古河城諏訪曲輪(出城)の地に創建したことに始まる。江戸時代の寛永13年(1636年)、古河城主・土井利勝が諏訪曲輪を設けて城を拡張した際に、別当寺の大楽院とともに古河城下の現在地に移転した。(『古河志』)[2] [3] なお、大楽院は明治初期に廃寺になっている。
創建については、第4代古河公方・足利晴氏の家臣である諏訪駿河守が、信濃・諏訪から「諏訪大社」をともなって古河に移り住んだことによるとも言われる。[2] [4]
境内
本殿は東向き神明造瓦葺で間口2間・奥行2.5間の5坪である[1]。
古河七福神めぐり(布袋尊)
布袋尊が祀られており、毎年1月に開催される「7000歩で歩ける 古河七福神めぐり」[5] コースの一部になっている。[6]
交通
脚注
参考文献
- 古河市史編さん委員会 編 『古河市史 通史編』 古河市、1988年
- 古河市史編さん委員会 編 『古河市史 資料 別巻』 古河市、1973年
- 古河市史編さん委員会 編 『古河市史 民俗編』 古河市、1983年