久保田 信(くぼた しん、1952年- )は、日本のヒドロ虫綱ベニクラゲ類の分類学者であり、不老不死と若返りを人間に獲得させる研究に取り組んでいた。
1952年愛媛県生まれ。[1]1975年愛媛大学理学部卒業後京都大学へ再入学、その後北海道大学大学院へ進学し、1981年同大学院博士課程を修了して翌82年同大学理学部助手着任。1992年京都大学助教授として同大学理学部附属瀬戸臨海実験所(現在のフィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所)に赴任。2007年から同大学理学部准教授[2]。
京都大学を2018年3月に定年退職後は、南紀白浜で[3]ベニクラゲ再生生物学体験研究所を設立した。
京都大学在籍中
かずさDNA研究所の協力でベニクラゲのゲノム解読にも成功した。
久保田は京都大学在職時からベニクラゲ再生生物学体験研究所を設立した。
久保田の業績[3]は専門書以外にベニクラゲを主題とした小説にも及ぶ。「若返り」を出版、またウェブ小説「教授のベニクラゲ」をペンネームを使ってウェブ公開している。また、「ベニクラゲ音頭」や「私の名前は久保田信」などを作曲し、CD化している。
著作
単著
共著
主要論文
- 久保田信.2010. 刺胞動物門ヒドロ虫綱の個体発生、分布、生態を含む生活史に関する研究.日本生物地理学会学会賞 日本生物地理学会.
- 久保田 信・河村 真理子・上野 俊士郎・岩永 節子・大城 直雅(2003)。The relationship between fine rings in the statolith and growth of the cubomedusa Chiropsalmus quadrigatus (Cnidaria: Cubozoa) from Okinawa Island, Japan. Plankton Biology and Ecology 50 (2): 37-42。
注釈
- ^ 久保田信基本データ
- ^ Field Science Education and Research Center, Kyoto University
- ^ 日本財団登録番号1423109428
外部リンク