中村 良平(なかむら りょうへい、1953年 - )は、都市経済、地域経済を専門とする日本の経済学者、岡山大学社会文化科学研究科教授[1][2]。
経歴
香川県高松市に生まれ、幼い時期は岡山市、新居浜市、丸亀市などに住んだ[1]。香川県立高松高等学校を卒業し、補習科を経て京都大学に進んだ[1]。
1977年に京都大学工学部衛生工学科を卒業し、筑波大学大学院社会工学研究科に進んで都市・地域計画学を専攻し[2]、1984年に「Econometric analysis of urban agglomeration economies and amenity values(都市における集積の経済とアメニティ価値に関する計量経済分析)」により筑波大学から学術博士を授与された[3]。これは、社会工学研究科として最初の博士号であった[1]。
1984年、近畿大学商経学部専任講師となり、1987年に助教授に昇任した後、1988年に岡山大学助教授に転じた[1]。1992年から1993年にかけてカリフォルニア大学バークレー校客員研究員となった後、1994年に教授に昇任した[1]。その後は、組織再編にともない、文化科学研究科所属を経て、2004年に社会文化科学研究科所属となった[1]。また、2006年には、グラスゴー大学客員研究員となっている。
この間、2001年に日本不動産学会論文賞を受賞し[2]、2013年から2015年にかけて応用地域学会会長を務めた[4]。
おもな著書
単著
- いま都市が選ばれる:競争と連携の時代へ、山陽新聞社、1995年
- まちづくり構造改革:地域経済構造をデザインする、日本加除出版、2014年
共著
共訳
脚注
外部リンク