中川 晶 (なかがわ あきら、1952年 〈昭和 27年〉- )は、京都府 生まれの心療内科医 、精神科専門医 。中川米造 [ 1] の子息である[ 2] 。
京都看護大学 大学院特任教授[ 3] 、なかがわ中之島クリニック院長[ 4] 、日本保健医療行動科学会会長[ 5] 、ナラティヴ・コミュニケーション研究所[ 6] [出典無効 ] 所長、ナラティヴ・インストラクター協会代表[ 7] 。
専門はナラティブアプローチ。趣味は絵画、陶芸、物書き。多数の著書があり、うち3冊は台湾語などに翻訳されている。
国際会議で大会長を勤めた中川(ロンドン、2014)
2014年 (平成26年)9月15日(月)〜18日(木)にロンドンで開催された第7回国際保健医療行動科学会議(The 7th International Conference of Health Behavioral Science)では大会長を務めた[ 8] (写真参照)。団田芳子 ファン倶楽部(DFC) 顧問[ 9] 。
経歴
京都府 に生まれる。1977年 大阪府立大学 農学部 農芸化学科 を卒業。同年大学院に進学。その後中学校の生物学教師を経て、奈良県立医科大学 医学部 に再入学。1985年 奈良県立医科大学を卒業。卒業後は大阪赤十字病院 内科研修を終えて、大阪大学 精神医学教室へ入局、専門は心療内科だった。1995年 なかがわ中之島クリニックを開設。2001年 より大阪産業大学 人間環境学部助教授を務め、2003年 教授となった。精神科専門医、臨床心理士 でもある。
2007年 4月より9月末まで、ロンドン大学 キングズカレッジへNarrative Based Medicine(ナラティヴ・ベイスト・メディシン)の研究のため留学[ 10] 。
2014年 から2016年 まで奈良学園大学 保健医療学部教授を務めた。2017年 より京都看護大学 大学院特任教授を務める。
執筆・連載
2000年 から2001年 にかけて、朝日新聞連載「漂流時代」で初回はゲスト、次回よりレギュラーを務めた(これは「国境なき医師団」「海中写真家」「宇宙生物学者」等の様々なゲストを迎えて4人のレギュラーと対談する企画であった)。
2004年 から2010年 にかけて、産経新聞 のコラム(中川晶の生き方セラピー)を連載[ 10] 。
著作
「こころの癒し方」1995、講談社
『やすらぎが見つかる心理学 5つの物語で読む心のコリのほぐし方』PHP研究所 , 1997.7
『心療内科医のメルヘン・セラピー ココロの重荷が軽くなる11の物語』(こころライブラリー 講談社, 2003.10
『「うつ」を遠ざける15の方法』2010年4月 PHP研究所
『「嫌われるのが怖い!」がなくなる本 ムリせずラクに生きられる!』大和出版, 2014.1 - 2021年、同書が台湾で翻訳出版。翻訳出版は「心療内科医のメルヘンセラピー」「心の癒やし方」についで3冊め。
共著・監修
『ココロの健康からだの医学 からだの文化生理学 ちょっとおしゃべり』中川米造共著. フォーラム・A, 1996.4
『「買ってはいけない 」論争解決篇』監修. データハウス , 1999.12
翻訳
レベッカ・ウーリス『大切な人が、心の病気にかかったら みんなが笑顔を取り戻すための対処法』酒井泰介 訳, 中川晶 医学監訳. PHPエル新書 2003.12
所属学会
日本保健医療行動科学会会長、ナラティヴ・コミュニケーション研究所所長、ナラティヴ・インストラクター協会代表、日本心理臨床学会会員、日本精神神経学会会員など。
脚注