両山寺(りょうさんじ)は岡山県久米郡美咲町に所在する寺院である。山号は二上山。詳しくは、二上山 蓮華院 両山寺と号する。宗派は高野山真言宗。本尊は聖観音。高野山真言宗美作八十八ヶ所第二十四番札所である。
御詠歌:見渡せば 只白妙の 玉くしげ 二上山の 雪の曙
概要
二上山山上に位置する山岳密教寺院である。
寺伝によれば、奈良時代初期の和銅7年(714年)泰澄が観音の霊夢を見て開山したと言われる。平安時代以降、真言宗、天台宗の2つの宗派の道場となった。
戦国時代の永禄8年(1565年)尼子氏と毛利氏の争いにより寺院は焼亡した。
江戸時代前期の元禄元年(1688年)に津山藩3代藩主森長成が寺院を再興した。
文化財
岡山県指定重要文化財
岡山県指定重要民俗文化財
画像
参考文献
- 岡山県高等学校教育研究会社会科部会歴史分科会/編 『新版 岡山県の歴史散歩』 山川出版社 1991年 73ページ
- 市川俊介/著 『岡山文庫 岡山の神社仏閣』 日本文教出版 1978年
- 現地説明板/環境省・岡山県
外部リンク
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