1915年、現在のチェコ共和国ブルノ(当時はオーストリア=ハンガリー帝国領)の音楽一家に生まれる。父ヴァーツラフ・カプラールは音楽学校の校長で作曲家、母ヴィーチェスラヴァは歌の教師であった。幼い頃より音楽の才能を発揮し、9歳の時に《神話の王国にて》(V říši bájí)を作曲する。
1930年、ブルノ音楽院でヴィレーム・ペトルジェルカに作曲を、ズデニェック・ハラバラに指揮を学び、1935年6月自身の作品《ピアノ協奏曲ニ短調》(Klavírní koncert d moll)を指揮して卒業する。引き続きプラハ音楽院でヴィーチェスラフ・ノヴァークとヴァーツラフ・ターリヒに師事し、1937年に奨学金を得てパリのエコールノルマル音楽院でシャルル・ミュンシュとナディア・ブーランジェのクラスに入る。同時に作曲を個人的にボフスラフ・マルティヌーに師事する。同年、プラハにてチェコ・フィルハーモニー管弦楽団により、彼女の代表作《軍隊シンフォニエッタ》(Vojenská symfonieta)が自身の指揮で演奏された。同曲は翌1938年に、ロンドンで開催された国際現代音楽協会 (ISCM) のフェスティバルのオープニングでBBCオーケストラによって演奏されている。