ラバト動物園(ラバトどうぶつえん、英語: Rabat Zoo, アラビア語: حديقة الحيوانات بالرباط)は、モロッコの首都ラバトにある動物園である。
概要
開園は2011年で、2007年に設立した国立動物園株式会社によって運用されている[1]。現在はバーバリライオンを含む約190種の2000頭の動物が生息している[1]。
1929年以降、野生下での生息が絶滅したバーバリライオンを飼育していることで知られており[3]、現在は世界最多の38頭のバーバリライオンが生息している[4]。これは世界にいるバーバリライオンの半数にあたる数である[3]。これらのライオンはムハンマド5世国王にモロッコ国内の部族から贈られたもので、その後は王室の私的動物園で飼育されていた[3]。ラバト動物園ではバーバリライオンを絶滅させないようにと繁殖が試みられており、開園直後には3頭、直近では2021年に5頭が新たに生まれた[4]。
ラバト動物園はアトラス山脈、砂漠、サバンナ、湿地、熱帯雨林、教育・農園の6つのエリアとビバリウムと博物館の2つ施設で構成されている[5]。
主な施設と飼育動物
- LES MONTAGNES DE L’ATLAS(アトラス山脈)
13種のヘビ、21種のトカゲ、9種のカメ、3種の両生類、約40種の爬虫類の150匹が1700m2の施設に展示されている[6]。
- PARCOURS MUSÉOGRAPHIQUE(博物館)
250万前から現在までにモロッコに生息していた動物の化石や骨が展示されている[7]。
脚注
注釈
出典