マリの首相(マリのしゅしょう、バンバラ語: Mali minisiri ɲɛmɔgɔ)は、マリ共和国における政府の長。
1992年に公布されたマリ共和国憲法では、首相はマリ共和国における政府の長であり、大統領が指名する。首相は行政府の指揮や調整を行うほか、国防政策の遂行に責任を負い、法律の執行を保証するものと定められている。首相は閣僚を大統領に推薦し、大統領はそれに基づいて指名し、その権限を制限する(第38、55条)。閣僚会議を主宰するのは大統領であるが、憲法の制限のもと、首相が代理で主宰する(第39条)。
首相は就任前には最高裁判所長官に対して、自らの善意を書面で提出しなければならず、この宣言は毎年確認される(第57条、大統領や閣僚も同様)。首相が内閣総辞職を申し出た際には、大統領はその権限を制限する(第38条)。
大統領が一時的に職務遂行ができなくなったとき、首相は大統領権限を一時的に執行することができる(第36条)。また大統領は自身の権限の一部を首相に委任することが可能(第51条)。
首相は特定の議題について協議するため議会に対し、臨時会を招集することができる(第66条)。議会の審議は原則として公開されるが、首相の要請により非公開とすることができる(第69条)。大統領が議会を解散する際には首相、議会議長と協議の上で宣言することができる(第42条)。議会が政府の一般的な政策を承認しなかったり、内閣不信任決議を可決した場合、首相は大統領に内閣総辞職を申し出なければならない(第79条)。
(出典)Mali's Constitution of 1992 (PDF)
斜体の日付は、職務として事実上継続していることを示している。
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