La casa de papelペーパー・ハウス
別名
Money Heist ジャンル
原案
アレックス・ピナ 出演者
ウルスラ・コルベロ
アルバロ・モルテ
イツィアル・イトゥーニョ
ペドロ・アロンソ
パコ・トウス
アルバ・フローレス
ミゲル・エラン
ハイメ・ロレンテ
エステル・アセボ
エンリケ・アルセ
マリア・ペドラサ
ダルコ・ペリック
キティ・マンベール
ホヴィク・ケウチケリアン
ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
ナイワ・ニムリ
ルカ・ペロシュ
ベレン・クエスタ
テーマ曲作者
Manel Santisteban 作曲
Manel Santisteban
Iván Martínez Lacámara
オープニング
Cecilia Krull 「My Life Is Going On 」 国・地域
スペイン 言語
スペイン語 シーズン数
3(5パート) 話数
41(各話リスト ) 各話の長さ
67 – 77分 (Antena 3) 41 – 59分 (Netflix) 製作 製作総指揮
アレックス・ピナ
Sonia Martínez
Jesús Colmenar
Esther Martínez Lobato
Nacho Manubens
撮影地
撮影監督
Migue Amoedo 撮影体制
Single-camera 編集
David Pelegrín
Luis Miguel González Bedmar
Verónica Callón
Raúl Mora
Regino Hernández
Raquel Marraco
Patricia Rubio
製作
放送 放送チャンネル 映像形式
1080p (16:9 HDTV)
4K (16:9 UHDTV)
放送期間 2017年5月2日 (2017-05-02 ) - 放送中
公式ウェブサイト テンプレートを表示
『ペーパー・ハウス 』(原題: La casa de papel 、英題: Money Heist 、マネー・ハイスト)は、2017年から2021年まで放送されていたスペイン のテレビドラマ シリーズ。スペインの造幣局に立てこもった8人組の強盗団を描く。
2017年にスペインの放送局Antena 3 からパート1と2が放送され、その後Netflix が独自に再編集し全世界へ配信した[ 1] [ 2] 。2019年のパート3以降はNetflixが製作・配信している[ 3] 。
批評家から高い評価を受けており、第46回国際エミー賞 では最優秀ドラマ・シリーズを受賞した[ 4] 。
あらすじ
8人組の強盗団が、67人の人質を取りマドリード の造幣局に立てこもった。24億ユーロを持って脱出するという完璧な計画を練っていたが、強盗団は崖っぷちの状況に追い込まれる[ 5] 。
登場人物
『ペーパー・ハウス』のキャスト。上段左からウルスラ・コルベロ、アルバロ・モルテ、
イツィアル・イトゥーニョ 、ペドロ・アロンソ、パコ・トウス、アルバ・フローレス、ミゲル・エラン、ハイメ・ロレンテ、エステル・アセボ、エンリケ・アルセ、マリア・ペドラサ、ダルコ・ペリック。
メインキャスト
Silene Oliveira (トーキョー)
演:ウルスラ・コルベロ (英語版 )
かつて強盗に失敗し、彼氏は殺され警察に追われる身となった時、教授と出会い強盗団の仲間となった。
性格は短気で軽率、しかし陽気かつ度胸持ちでもある。リオやナイロビとは友好的な関係を築いた。
教授を「守護天使」と呼び尊敬している。
本シリーズでは、トーキョーが主にナレーションなどを担当するため事実上の主人公といえる。
Sergio Marquina (教授)
演:アルバロ・モルテ (英語版 )
造幣局強盗計画の首謀者。現場には赴かず、離れた場所から実行役の仲間たちに指示を出す司令役。
かつて銀行強盗に失敗した父の意思を引き継ぐため、仲間を率いてロイヤルミントとスペイン銀行の強盗を計画する。計画の準備には20年を要し、ベルリンやパレルモとともに研究を続けていた。
少年時代に病気のため長い期間を病院で過ごした事がある。
カリスマ性があり完璧主義者でもある。スペインの折り紙「Pajarito」を丁寧に作る描写など、内向的な様子も見受けられる。
ベルリンとは兄弟関係にある。
Raquel Murillo (リスボン)
演:イツィアル・イトゥーニョ
王立造幣局へ強盗に入った際、交渉役を担当した国家警察隊の検査官。鼻ピアスが特徴的。
事件中に教授と恋に落ちる。教授が強盗の首謀者だと気づいた時には迷いを見せるが、最終的に仲間になる。
パート3のスペイン銀行から仲間として活躍する。
一人の娘と認知症の母親を持つ。
Andrés de Fonollosa (ベルリン)
演:ペドロ・アロンソ (英語版 )
ナルシストでユーモア溢れる現場のまとめ役。
冷酷で知的かつ挑発的な性格で、他人と衝突しやすく型破りで予測不可能な部分がある。
病気により余命宣告を受けている。
パート3からは回想シーンで多く登場し、物語の結末と結びついた重要な役割を果たす。
スピンオフドラマ「Berlin: A New Series」(原題)には主人公として登場する予定。
Agustín Ramos (モスクワ)
演:パコ・トウス (英語版 )
元鉱山労働者。デンバーとは親子関係にある。
Ágata Jiménez (ナイロビ)
演:アルバ・フローレス (英語版 )
偽札製造の専門家。楽観主義者。
王立造幣局での強盗の際は印刷の担当、スペイン銀行での強盗では金の融解を監督した。
生き別れとなった一人の息子を持つ。
Aníbal Cortés (リオ)
演:ミゲル・エラン (英語版 )
強盗団内で最年少のハッカー。
トーキョーとは交際関係にある。
Ricardo / Daniel Ramos (デンバー)
演:ハイメ・ロレンテ (英語版 )
強盗に加わったモスクワの息子。
ユーモアに溢れる人物であり、ダンスを得意としている。笑い方が特徴的。
ストックホルムとは交際関係にある。
Mónica Gaztambide (ストックホルム)
エステル・アセボ (英語版 )
王立造幣局の秘書。
事件中にデンバーと恋に落ちる。それからは強盗団を手伝っており、パート3からは正式に仲間として迎えられた。
アルトゥーロとはかつて交際していたが、隠し子ができたのち関係が崩れている。
コードネームの由来は ストックホルム症候群 から。
アルトゥーロ・ロマン
演:エンリケ・アルセ (英語版 )
王立造幣局の局長。
人質になるが、強盗団に反抗的な態度を示す。
パート3からは銀行内の人質を救うべく、独り身で潜入する。
Alison Parker
演:マリア・ペドラサ (英語版 )
駐スペイン英国大使の娘。王立造幣局の強盗における重要な人質として登場する。
いじめを受けており、孤独で悲観的だが、行動力に優れる。
Mirko Dragic (ヘルシンキ)
演:ダルコ・ペリック (英語版 )
セルビアの兵士。強靭な肉体を持ち、シリーズを通して忠実な活躍を見せる。
オスロのいとこ。
Mariví Fuentes
演:キティ・マンベール (英語版 )
ラケルの母親。認知症を患っている。
Bogotá
演:ホヴィク・ケウチケリアン (英語版 )
溶接工。冶金学の専門家として強盗に参加する。
7人の息子が世界各地にいる。
マルセイユ
スペイン銀行の強盗にも参加した計画発足時の初期メンバー。
菜食主義者。
強盗の連絡役として教授と共に行動する。
Martín Berrote (パレルモ / The Engineer)
演:ロドリゴ・デ・ラ・セルナ (英語版 )
スペイン銀行の強盗で現場のまとめ役を務めた。 教授とともに造幣局強盗計画を立ち上げる。
同性愛者であり、知的かつ冷酷な性格である。
ベルリンと友人。
アリシア・シエラ
演:ナイワ・ニムリ
国家警察隊の検査官。スペイン銀行強盗の交渉人。
妊娠している。
Marseille
演:ルカ・ペロシュ (英語版 )
Julia (マニラ)
演:ベレン・クエスタ
人質に紛れて行動する強盗団に一員。
男性であったマニラは性転換し、女性として強盗団に参加する。
デンバーに片想いをし続ける。
タマヨ
演:フェルナンド・カヨ
スペイン情報局のメンバー。スペイン強盗対策本部の指揮を務める。
軍人気質で自己中心的。
エピソード
*シーズン1(パート1 & 2)は、Antena 3で放送されたオリジナル版の情報を掲載。ネットフリックスの再編集版とは異なる。
シーズン1: パート1 & 2 (2017)
*ネットフリックス版はパート1を13エピソードに再編集し、2017年12月20日に一斉配信。パート2は9エピソードに再編集し、2018年4月6日に一斉配信[ 8] 。
シーズン2: パート3 & 4 (2019 - 2020)
製作
プロモーションのパネル
本作は、脚本家のアレックス・ピナと監督のJesús Colmenarが2008年から共同で構想したものである[ 9] 。スペインの刑務所ドラマ『Vis a vis』の制作を終えた二人は、2016年にグローボメディアを離れ、自身の制作会社であるVancouver Mediaを設立した[ 10] 。本作の撮影は2017年1月に開始され、資金面を考慮して番組は2つのパートに分割された[ 11] 。
スペインでパート1と2が放送された後、2017年12月にNetflix が世界でのストリーミング独占配信権を取得した。Netflixは、クリフハンガー やシーンを分割するなどして、約50分の長さの22エピソードに再編集して配信した[ 12] 。
Netflixは本作のストリーミングでの成功から、本作の続編の制作をアレックス・ピナとAtresmediaに打診した[ 13] 。2018年4月18日、Netflixが予算を大幅に増額しシーズン2 (パート3)への更新を決定した[ 14] 。
パート5で制作は終了したが、ベルリンを主人公としたスピンオフドラマ「Berlin: A New Series」(原題)を2023年 の配信予定でNetflixが製作する[ 15] 。
韓国では『종이의 집: 공동경제구역』(紙の家:共同経済区域)と題してリメイクし、2022年にNetflixで公開された[ 16] 。その日本語字幕版と吹替版は『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え (英語版 ) 』と題して同じくNetflixで公開されている[ 17] 。
評価
批評
本作は批評家から極めて高い評価を受けている。パート1は批評集積サイトのRotten Tomatoes に5件のレビューがあり、批評家支持率は100%となっている[ 18] 。
パート2はRotten Tomatoesに5件のレビューがあり、批評家支持率は100%となっている[ 19] 。
パート3はRotten Tomatoesに12件のレビューがあり、批評家支持率は100%、平均点は10点満点で7.0点となっている[ 20] 。
パート4はRotten Tomatoesに8件のレビューがあり、批評家支持率は75%、平均点は10点満点で9.0点となっている[ 21] 。
受賞
脚注
^ “Todo el dinero de La casa de papel ” (スペイン語). ELMUNDO (2017年5月2日). 2020年6月14日 閲覧。
^ Marcos, Natalia (2018年3月29日). “Por qué ‘La casa de papel’ ha sido un inesperado éxito internacional” (スペイン語). El País . ISSN 1134-6582 . https://elpais.com/cultura/2018/03/26/television/1522083264_215034.html 2020年6月14日 閲覧。
^ “Javier Gómez Santander: "Los españoles no somos un buen ejército, pero como guerrilla somos la hostia" ” (スペイン語). ELMUNDO (2019年9月12日). 2020年6月14日 閲覧。
^ Ramos, Dino-Ray (2018年11月20日). “International Emmy Awards: ‘Money Heist’, ‘Nevsu’ Among Honorees – Complete Winners List ” (英語). Deadline . 2020年6月14日 閲覧。
^ “Álex Pina: «Con 'El embarcadero' tenía más presión que con 'La Casa de Papel'» ” (スペイン語). La Voz de Asturias (2019年1月24日). 2020年6月14日 閲覧。
^ a b c d e f g h i j k l m n “AUDIENCIAS LA CASA DE PAPEL ” (Spanish). formulatv.com . 27 April 2018時点のオリジナル よりアーカイブ。27 April 2018 閲覧。
^ “"La casa de papel": La serie española que arrasa en el mundo ” (Spanish). 24horas.c . 27 April 2018時点のオリジナルよりアーカイブ 。27 April 2018 閲覧。
^ S.A, El País. “Especial: El País dentro de La Casa de Papel ” (英語). www.elpais.com.co . 2020年6月14日 閲覧。
^ Fernández, Juan (2019年7月18日). “"Los de 'La casa de papel' somos unos frikis" ” (スペイン語). elperiodico . 2020年6月14日 閲覧。
^ Fernández, Juan (2019年7月18日). “"Los de 'La casa de papel' somos unos frikis" ” (スペイン語). elperiodico . 2020年6月14日 閲覧。
^ “La casa de papel: 7 lugares de Madrid en los que se rodaron escenas ” (スペイン語). La Vanguardia (2019年8月7日). 2020年6月14日 閲覧。
^ Marcos, Natalia (2018年3月29日). “Por qué ‘La casa de papel’ ha sido un inesperado éxito internacional” (スペイン語). El País . ISSN 1134-6582 . https://elpais.com/cultura/2018/03/26/television/1522083264_215034.html 2020年6月14日 閲覧。
^ “El creador de 'La casa de papel' se moja sobre su competencia: 'El Ministerio' y Bertín ” (英語). www.elconfidencial.com (2017年10月16日). 2020年6月14日 閲覧。
^ Yotele, Redacción (2019年6月27日). “Netflix confirma la cuarta temporada de 'La casa de papel' ” (スペイン語). elperiodico . 2020年6月14日 閲覧。
^ “ネットフリックス 「ペーパー・ハウス」の初スピンオフ「ベルリン」の新キャスト発表 ”. サンケイスポーツ (2022年9月29日). 2022年9月29日 閲覧。
^ "종이의 집: 공동경제구역 " NAVER . 2023年9月19日閲覧。
^ "ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え " Netflix. 2023年9月19日閲覧。
^ (英語) Money Heist (La casa de papel): Part 1 , https://www.rottentomatoes.com/tv/la_casa_de_papel/s01 2020年6月14日 閲覧。
^ (英語) Money Heist (La casa de papel): Part 2 , https://www.rottentomatoes.com/tv/la_casa_de_papel/s02 2020年6月14日 閲覧。
^ (英語) Money Heist (La casa de papel): Part 3 , https://www.rottentomatoes.com/tv/la_casa_de_papel/s03 2020年6月14日 閲覧。
^ (英語) Money Heist (La casa de papel): Part 4 , https://www.rottentomatoes.com/tv/la_casa_de_papel/s04 2020年6月14日 閲覧。
外部リンク