ビルバオ美術館 (スペイン語 : Museo de Bellas Artes de Bilbao , バスク語 : Bilboko Arte Ederren Museoa, 英語 : Bilbao Fine Arts Museum )は、スペイン ・バスク州 ビスカヤ県 ビルバオ にある美術館 。ドニャ・カシルダ・イトゥリサル公園 の敷地内に位置している。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館 に次いで、バスク州 で2番目に規模の大きな美術館であり、バスク州でも来館者数の多い美術館のひとつである[1] 。ドニャ・カシルダ・イトゥリサル公園の北辺はアバンドイバラ地区の再開発地区に接しており、ビルバオ・グッゲンハイム美術館 、アルオンディガ・ビルバオ 、エウスカルドゥナ国際会議場・コンサートホール 、イベルドローラ・タワー などに近い。ビルバオ・トラム ではサビノ・アラナ停留所が、メトロ・ビルバオ ではモジュア駅が最寄り駅である。
歴史
2004年完成の新館
1914年に開館したビルバオ美術館(Museo de Bellas Artes de Bilbao)、1924年に開館した現代美術館(Museo de Arte Moderno)の収蔵作品を総合したものがビルバオ美術館の収蔵作品の基となっている。地元機関や個人収集家からの寄贈、美術館による購入によって、その後の基本的なコレクションが形成された。現在の本館は1966年に改装された[2] 。2001年にはリニューアルオープンし、敷地面積が6,500m2 に拡大された[3] 。2004年には新館が完成し、旧館とは廊下で結ばれている。旧館では主に中世から近代の作品を、新館では主に現代の作品を展示している。2010年の入館者数は192,000人、2011年の入館者数は260,000人、2011年の入館者数は295,655人だった。
コレクション
絵画 、彫刻 、デッサン 、版画 、装飾芸術 などの分野で、12世紀から現在までの約8,000点を所蔵している[2] 。エル・グレコ 、バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 、フランシスコ・デ・ゴヤ などスペインの画家の作品に加え、アンソニー・ヴァン・ダイク 、ヤーコプ・ファン・ロイスダール 、ベルナルド・ベッロット 、メアリー・カサット 、ルーカス・クラナッハ 、ポール・ゴーギャン 、ジェームズ・アンソール 、フランシス・ベーコン などの作品もあり、中世から現代にかけての非常に包括的なコレクションとなっている。日本の作家では歌川国貞 や歌川広重 の浮世絵 を収蔵している。
近世
近代
現代
アドルフォ・ギアール : Village Girl with Red Carnation - (1903年)
イグナシオ・スロアガ : Portrait of Countess Mathieu de Noailles - (1913年)
ポール・セリュジエ : Synchronie en vert (1913年)
ホセ・グティエレス・ソラーナ : On the Game - (1915年-1917年)
ロベール・ドローネー : Nude Woman Reading - (1920年)
アウレリオ・アルテタ : The Bridge at Burceña - (1925年-1930年)
オスカル・ドミンゲス : Le Chasseur - (1933年)
ルイス・フェルナンデス: Head of Dead Bull - (1939年)
アントニ・タピエス : Great Oval or Painting - (1955年)
アルベルト・サンチェス: Figures in a Landscape - (1960年-1962年)
エドゥアルド・チリーダ : Around the Vacuum I - (1964年)
フランシス・ベーコン : Lying Figure in Mirror - (1971年)
ホルヘ・オテイサ : Portrait of an armed Gudari (basque soldier) called Odysseus - (1975年)
脚注
外部リンク
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