ハリス・モリチス(ギリシア語: Χάρης Μορίτσης ハリス・モリツィス、英語: Charis Moritsis、1970年8月1日 - )は、キプロスの外交官、大使。2019年9月から2023年8月にかけて、常駐では初代となる駐日大使を務めた[1](ただし、信任状捧呈は年明けの2020年2月[2])。母語のギリシア語に加えて、英語とイタリア語に堪能[3]。
学歴
1981年9月15日から1987年6月30日にかけてパンキプリオ・ギムナシオ(ギリシア語版、英語版)(全キプロス・ギュムナシオン。戦後日本の学制における中高一貫校に近い)で修学[3]。
1991年10月1日から1994年7月1日にかけて英国エセックス大学で修学し、政府学の学士を取得。1994年10月1日から1995年6月31日にかけて同大学で修学し、政治学のポストグラデュエート・ディプロマ (PgD) を取得[3]。
外交経歴
1999年11月15日から2005年2月14日にかけてアタッシェとして本省勤務[3]。
2005年2月15日から2006年8月22日にかけて在セルビア・モンテネグロ大使館および在セルビア大使館臨時代理大使[3]。
2006年8月23日から2007年7月31日にかけて在フィンランド大使館参事官[3]。
2007年8月1日から2010年8月30日にかけて在エジプト大使館参事官[3]。
2010年9月1日から2013年12月15日にかけて欧州連合キプロス政府代表部参事官[3]。
2013年12月16日から2015年2月28日にかけて危機管理課長として本省勤務[3]。
2015年から2019年9月15日にかけて在エジプト大使(信任状捧呈は6月28日)[4][1]。離任直前の2019年9月12日、ギリシャ正教会アレクサンドリア総主教庁でセオドロス2世(テオドロス2世)総主教と面会し、聖サバス(英語版)勲章を授与された[5]。
2019年、東京常駐としては初代となる駐日大使を拝命する[1](前任者のアイス・ロイズ駐日大使は北京常駐[6])。同年10月22日、皇居正殿松の間で今上天皇の即位礼正殿の儀が執り行われ[7]、アンドリ・アナスタシアドゥ大統領夫人(ニコス・アナスタシアディス大統領の夫人)と共に参列した[8]。
2020年2月12日に皇居で信任状を捧呈し、駐日大使として正式に就任した[2]。
2020年8月6日、原爆投下から75年目を迎える広島で開催された平和記念式典に参列し、原爆死没者への哀悼と平和への祈りを捧げた[9]。
出典
外部リンク