ドッソ・ドッシ(伊: Dosso Dossi, 1490年頃-1542年[1])は、ルネサンス期のイタリアの画家である。本名はジョヴァンニ・ディ・ニッコロ・デ・ルテーリ(Giovanni di Niccolò de Luteri)。フェラーラ派に属する。
生涯
ドッシはミランドラのTramuschioに生まれたものと思われる。若い頃のことやどこで修行したかについての十分な記録はないのだが、父親はフェラーラ公の会計係 (spenditore or fattore)で、絵を学んだのは、地元のロレンツォ・コスタの下でか、あるいはマントヴァ(1512年にそこにいたことはわかっている)であったろうと思われる。1514年にはフェラーラ公の宮廷にいて、以後30年間、アルフォンソ1世・デステとエルコレ2世・デステに仕え、後には宮廷の主席画家にまでなった。ローマのラファエロの工房で修行した弟のバッティスタとは、よく一緒に仕事をした。ドッシは頻繁にフェラーラ公のために家具や劇場のセットの装飾を手掛けたが、その装飾はその場限りのものだった。ガロファロと一緒に仕事をしたことも知られている。弟子には、Giovanni Francesco Surchi(en:Giovanni Francesco Surchi, il Dielai)、Gabrieale Capellini、Jacopo Panicciatiといった人物がいる[2]。
^The 2003 Columbia Encyclopedia cites birthdate as c.1479. The Getty Museum (which owns some of Dossi's works), Britannica, Encarta, and the monograph below cite birthdate as c.1490. His place of birth is unknown.
Francis P. Smyth and John P. O'Neill (Editors in Chief (1986). National Gallery of Art, Washington DC. ed. The Age of Correggio and the Carracci: Emilian Painting of the 16th and 17th Centuries. pp. 111-128.
Freedberg, Sydney J. (1993). Pelican History of Art. ed. Painting in Italy, 1500-1600. pp. 315-322 Penguin Books Ltd.
Dosso's Fate - Painting and Court Culture in Renaissance Italy, Getty Research Institute.