デクスター・フレッチャー(Dexter Fletcher, 1966年1月31日 - )は、イギリス出身の俳優、映画監督である。ガイ・リッチー監督の映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や、『ホテル・バビロン』やHBOの『バンド・オブ・ブラザーズ』といったコメディードラマのテレビシリーズにも出演。その前にはスパイク・トムソン役としてコメディー・ドラマ『プレス・ギャング(英語版)』にも出演。1976年の映画『ダウンタウン物語』には子役として出演している。
2011年の『ワイルド・ビル(英語版)』で監督デビューを果たすと、2013年の『サンシャイン・オン・リース(英語版)』や2015年の『イーグル・ジャンプ』でも監督を務める。2018年にはブライアン・シンガーの代役としてクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の監督を務めたが、全米監督協会の定めたルールによってエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされている。
2019年、エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』を監督した。
来歴
子役として映画デビューし、以後、テレビドラマや舞台にも積極的に出演している。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属し、『ハムレット』『真夏の夜の夢』などの舞台に立った。また、2001年のテレビシリーズ『バンド・オブ・ブラザース』にも出演した。
監督業
デクスターの初めての監督作は共同脚本も務めた映画『ワイルド・ビル』で[1]、2012年3月20日に公開された。監督としての2作目はステファン・グリーンホルンによるミュージカル映画『サンシャイン・オン・リース』で、ザ・プロクレイマーズの代表的な楽曲をベースにしている、こちらは2013年10月4日に公開された[2]。2015年には『イーグル・ジャンプ』を監督。2017年にはブライアン・シンガーに代わって『ボヘミアン・ラプソディ』の監督を務めることが発表され、映画は2018年11月に公開された。デクスターが映画の完成を手助けしたが、監督にはブライアンの名前が単独で記載され、デクスターはエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットに載った[3]。デクスターは2019年に公開されたエルトン・ジョンの人生と音楽を描いた伝記映画『ロケットマン』を監督。2020年、パラマウント映画と映画『セイント』のリブート版の監督を務める契約を交わす[4]。2023年4月に公開されたApple TV+の映画『ゴーステッド Ghosted』でも監督を務めた[5][6]。
私生活
デクスターは3人兄弟の末っ子として北ロンドンに生まれ、ウッドフォード・グリーンとパルマーズ・グリーンで兄弟とともに育った、彼らの両親は教師だった[7]。デクスターの兄弟、グラハム・フレッチャー=クック[8] とスティーヴ・フレッチャー[9]も役者として活動している。
1997年、リトアニアの映画・劇場監督のダリアとウェストミンスターで結婚[10]。
アーセナルFCのファンである。アラン・リックマンを憧れとしている[11]。
主な出演作品
映画
テレビシリーズ
主な監督作品
映画
参照
外部リンク