『ツタンカーム 』 (Tutankham) はコナミ が1982年 に発売した業務用 のアクションゲーム [1] [2] [3] [注 1] 。
北米では業務用版がStern (英語版 ) から販売され、家庭用ゲーム機版についてはParker Brothers から発売された[7] 。
後に『タイムパイロット 』などを手掛ける岡本吉起 が、初めて携わった作品でもある[8] 。
ストーリー
今を去る4500年の昔、エジプトでは巨大なピラミッドが建造され、数々の秘宝が埋蔵された。今回の君の使命は、秘宝の1つであるツタンカームを見つけ出すことにある。迷路の中に隠された鍵を拾って、宝庫の扉を開けたまえ。
概要
プレイヤーである探検家を操作し、エリアの奥にある封印された扉を開けて宝を入手するとステージクリア[9] 。扉を開けるにはエリアの途中にある鍵を取得して扉手前の鍵穴まで進めなければならない。ステージが進むと鍵穴が複数個存在するが、鍵は1つしか持てないため、鍵を1つ開けてもステージの前半エリアまで戻って再度鍵を手にいれる必要がある。
本作は操作に2本のレバーを使用し、左のレバーはプレイヤーの移動、右のレバーは敵への攻撃用途で使用する[1] 。
右レバーを右:右方向に発射[1]
右レバーを左:左方向に発射[1]
右レバーを上:フラッシュボンバー(画面内の敵を一掃)[1]
レーザーはTIMEが0になるまで無制限に使えるが(0になってもミスにはならない)、フラッシュボンバーはプレイヤー1人につき1回しか使えない。また、上下方向への攻撃は一切ないため、縦に伸びる通路で敵に挟まれないようにして進む必要がある。
移植版
LSIゲーム
1983年 、バンダイ より発売。ゲームセンター のテーブル筺体を模したデザインの型と、通常ポータブル型の「FLツタンカーム」の2種がリリースされた。このプラットフォームでは弾丸が15発と限られている。ゲームクリアすると液晶の背景に隠されたツタンカーム像が明らかになるという演出がある[9] 。
PV-1000 版
1983年 秋、カシオ計算機 より発売[10] [11] 。
PC-6001 版
コナミ より発売[12] 。ROMカートリッジ を使用していた[12] 。
ニンテンドーDS 版
2007年 3月15日 発売の『コナミ アーケード コレクション 』に収録[13] 。
PlayStation 4 / Nintendo Switch 版
2024年 5月9日 にハムスター より『アーケードアーカイブス 』の1作品として配信[14] [15] [16] 。「こだわり設定」ではゲームスピードの調整、2Pコントローラーの左スティックを1Pの右スティックとして使用する、1P及び2Pの左スティックの操作の回転の有無といった設定が可能。
上記のほか、海外ではAtari 2600 やコレコビジョン などにも移植が行われている[17] 。
関連項目
脚注
注釈
^ 『ゲームマシン』1982年7月15日号の記事には発売日に関する記述がなく[1] 、1982年10月29日号の「Video Game (Coin-Op) Lists」には1982年1月発売と記載[2] 、また『メディア芸術データベース』では1982年7月発売[3] 、米国著作権局のデータベース上では1982年6月10日発売と記録されている[4] 。また『ツタンカーム』は、1982年1月[5] にイギリスで開催された第38回アミューズメント・トレーズ・エキシビジョン(ATE)で、コナミ工業から『アミダー 』『ガッタンゴットン 』と共に新機種として展示されている[6] [7] 。
出典
外部リンク