スペシャルID 特殊身分 |
---|
タイトル表記 |
---|
繁体字 |
特殊身份 |
---|
簡体字 |
特殊身份 |
---|
拼音 |
tèshū shēnfèn |
---|
粤語拼音 |
dak9 syu4 san1 fan2 |
---|
英題 |
Special ID |
---|
各種情報 |
---|
監督 |
クラレンス・フォク |
---|
脚本 |
セット・カムイェン/シトー・カムイェン |
---|
製作 |
ピーター・パウ ドニー・イェン |
---|
製作総指揮 |
ルー・チェン ハン・サンビン |
---|
出演者 |
ドニー・イェン アンディ・オン ジン・ティエン ロナルド・チェン コリン・チョウ |
---|
音楽 |
ドウ・ポン |
---|
主題歌 |
「我没你想的那麼堅強」 作詞:崔恕 作曲:ヤン・クン 歌:ヤン・クン |
---|
撮影 |
ピーター・パウ |
---|
アクション指導 |
ドニー・イェン(アクション監督) 谷垣健治、イム・ワー、ジョン・サルヴィッティ ブルース・ロウ(カー・スタント監督) |
---|
製作会社 |
北京星光燦爛影視公司 中国電影集団 電影頻道節目製作中心 西安龍年影視文化傳播有限公司 北京宇際星海廣告有限公司 北京天環國際文化傳媒有限公司 |
---|
配給 |
新寶娛樂有限公司 Easternlight Films 海樂影業 Shaw Organisation Well Go USA Pop Entertainment 彩プロ |
---|
公開 |
2013年10月17日 2013年10月18日 2013年12月26日 2014年1月15日 2014年3月7日 2015年2月21日 |
---|
上映時間 |
99分 |
---|
製作国 |
香港 中国 |
---|
言語 |
広東語、普通話 |
---|
テンプレートを表示 |
『スペシャルID 特殊身分』(スペシャルアイディー とくしゅみぶん、原題:特殊身份、英題:Special ID)は2013年に公開された香港、中国合作のアクション映画。
解説
本作は、プロデューサー、主演、アクション監督であるドニー・イェンにとって『SPL/狼よ静かに死ね』(2005年)『導火線 FLASH POINT』(2007年)に続く6年ぶりの総合格闘技を軸とした現代アクション作品である
[1]
。アクション監督の補佐をするスタント・コーディネーターには、1995年のテレビドラマ『精武門』以来ドニー・イェンとともに何度も仕事をしてきた日本のアクション監督である谷垣健治。アシスタント・スタント・コーディネーターとして大内貴仁をはじめ、『導火線 FLASH POINT』や『孫文の義士団』、『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』『捜査官X』などに続き日本人スタントマンが多数参加している
[2]
。
本作のアクション構築について雑誌インタビューで谷垣は、過去作の『導火線 FLASH POINT』では技が決まるメカニズムを説明したカットを入れたが本作では意図的に入れなかったと語った。ドニー・イェンとしては観客にリングサイドで試合を見ているような感覚を与えたかったのだという。立ち回りっぽくないリアルに見えるアクションを目指し現場でドニーは粗い部分をむしろ少し残すことにこだわった。スタントマンにも「らしく」動かないよう要求し、跳び蹴りでどれだけきれいに高く上がるかよりも、リアルなディテールを大事にしたと解説している
[3]
。
なお撮影監督は『グリーン・デスティニー』(2000)でアカデミー撮影賞を受賞したピーター・パウが
[4]プロデューサーと兼任し、カメラを回した。本作で主人公ロンの母親エイミーを演じたパウ・ヘイチンは実姉にあたる。
公開されたマレーシアでは週末ボックスオフィス初登場1位
[5]
となり、中国大陸
[6]
香港
[7]
シンガポール
[8]
では、それぞれ2位という滑り出しであった。中国での2013年度興行収入は$25,040,000米ドル
[9]
。
また2015年2月21日に行われた日本公開初日舞台挨拶には、谷垣健治はじめ大内貴仁、スタントチームの佐久間一禎、柴田洋助、富田稔、佐藤健司、日野由佳らが出席した[10]。
ストーリー
香港のとあるマージャン店では、縄張り争いのトラブルにより拉致された舎弟達の尻拭いに卓を囲むマフィアの一員ロン(ドニー・イェン)の姿があった。相手は敵対する組織のボスやタイから来たヤクザ(ロー・ワイコン)。いかさまを破り勝負に勝ったロンだったが、舎弟は重傷を負い自分はタイ人とケンカ対決をする羽目になる。実はロンは黒社会のボスであるホン(コリン・チョウ)の組織に入り込み潜入捜査をする香港の警察官なのだ。
そこへロンのかつての弟分であるサニー(アンディ・オン)がブツを奪い逃走したことからサニーを捜せとホンより命令を受けた。同時に香港警察のチャン警部(ロナルド・チェン)からも大ボスホン逮捕の鍵を握るサニー確保を指示された彼は義弟の潜伏先とみられる中国、広東省に赴く。表向きは黒社会の一員として行動しながら「特殊身分」として中国警察と協力して事件の解決を目指すことになるが、組むことになった中国側のエリート女性刑事ジン(ジン・ティエン)とそりが合わずに反目しあってしまう。
アメリカ帰りのサニーと久しぶりに再会した場で、殺し屋の狙撃にあったサニーはボスの命令でロンが自分を殺しに来たのだと激昂。たちまち多勢対ロンの格闘が繰り広げられる。
ボスやサニーから厳しい目で見られるロンは自分の母親(パウ・ヘイチン)まで危険にさらされる状況で無事に事件を解決して警察官に復職することが叶うのか。
出演
スタッフ
ソフトウェア
2015年6月3日にバップからブルーレイ、DVDが発売。香港盤にもない特典映像として、ドニー・イェンが語るMMAアクション、ブルース・ロウが語るカーアクション、谷垣健治 特別監修!スタントアクションと題した日本独自のメイキング映像、そして谷垣健治インタビューが収録されている。
脚注
- ^
“《特殊身份》公映 甄子丹硬汉铁拳激斗”. 新浪娱乐. 2015年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月18日閲覧。
- ^
“ドニー・イェン主演最新作、予告編解禁!『るろ剣』スタッフ参加のアクション炸裂”. yahoo.co.jp. 2015年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月25日閲覧。
- ^
「映画秘宝」、『スペシャルID 特殊身分 大解剖vol.2 谷垣健治が語る4大バトルシーン!』(2015年2月号)、洋泉社 pp. 32-33
- ^
“Academy Awards, USA,Awards for 2001”. imdb.com. 2015年2月15日閲覧。
- ^
“Malaysia Box Office,October 17–20, 2013”. Box Office Mojo. 2015年2月15日閲覧。
- ^
“China Box Office,October 17–20, 2013”. Box Office Mojo. 2015年2月15日閲覧。
- ^
“Hong Kong Box Office,October 17–20, 2013”. Box Office Mojo. 2015年2月15日閲覧。
- ^
“Singapore Box Office,October 17–20, 2013”. Box Office Mojo. 2015年2月15日閲覧。
- ^
“China Yearly Box Office, 2013”. Box Office Mojo. 2015年2月15日閲覧。
- ^
“『るろ剣』アクション監督、ドニー・イェンとの撮影秘話を語る”. シネマトゥディ. 2016年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月21日閲覧。
外部リンク