ジョゼ・マルティニアーノ・デ・アレンカール(José Martiniano de Alencar、1829年5月1日 - 1877年12月12日)とは、ブラジルのロマン主義文学を代表する文学者である。
生涯
1829年に北東部のセアラー州、メセジャーナに生まれる。サンパウロ法科大学(現在のサンパウロ大学の前身)に入学した後、1848年にオリンダ大学に転入し、1850年にサンパウロ法科大学を卒業した。大学在学中にヴィクトル・ユーゴーやシャトーブリアンなどフランスのロマン主義文学に影響を受けた。
卒業後、帝都リオに上京し、弁護士、ジャーナリストとなった後に政界に入り、1861年に下院議員に当選した。しかし、皇帝ペドロ2世との対立によって失脚した後、1886年に死去した。
作品
小説
- Cinco minutos, 1856
- A viuvinha, 1857
- O guarani, 1857
- Lucíola, 1862
- Diva, 1864
- Iracema, 1865
- ジョゼー・デ・アレンカール/田所清克訳『イラセマ ブラジル・セアラーの伝承』彩流社、1998年5月。
- As minas de prata - 1º vol., 1865
- As minas de prata - 2.º vol., 1866
- O gaúcho, 1870
- A pata da gazela, 1870
- O tronco do ipê, 1871
- Guerra dos mascates - 1º vol., 1871
- Til, 1871
- pt:Sonhos d'ouro, 1872
- Alfarrábios, 1873
- Guerra dos mascates - 2º vol., 1873
- Ubirajara, 1874
- O sertanejo, 1875
- Senhora, 1875
- Encarnação, 1893
脚本
年代記
自伝
- Como e por que sou romancista, 1873 (全文)
批評と論争
- Cartas sobre a confederação dos tamoios, 1856
- Ao imperador:cartas políticas de Erasmo e Novas cartas políticas de Erasmo, 1865
- Ao povo:cartas políticas de Erasmo, 1866
- O sistema representativo, 1866