B CAN（1階出入口・1997年7月28日撮影）
オカダヤ四日市店（1958年4月撮影）
ジャスコ四日市店（ジャスコよっかいちてん）は三重県四日市市諏訪栄町にあった総合スーパー。2002年（平成14年）に閉店した。
なお、四日市市はジャスコ[注 1]の前身である「岡田屋（オカダヤ）」創業の地でもある。
沿革
1958年（昭和33年）、旧店舗（新道店）から一部移転するかたちで、近鉄四日市駅前にオカダヤ駅前店として開店する。
1959年（昭和34年）に増築、新道店を統合し、岡田屋としても四日市市としても初の百貨店オカダヤ（のちの四日市オカダヤ→ジャスコオカダヤ四日市店→ジャスコ四日市店）となる。
1963年（昭和38年）には、のちにA館となる5階建ての店舗が完成、1969年（昭和44年）には地下1階・地上5階のB館が完成し、当時としては三重県下一の売り場面積となる。
最盛期であった1976年（昭和51年）2月期の売り上げ高は約89億円であったが、2000年（平成12年）2月期には約29億円まで減少、2002年（平成14年）に閉店することとなった[3][4]。
A館の跡地には当初ホテルやオフィスビルを建設する予定であったが頓挫し、長らく更地のままであったが現在は分譲マンション「プレミスト四日市駅前」[1]が、B館の跡地にも分譲マンション「ローレルタワーシュロア四日市」[2]が、それぞれ建っている。
岡田屋の店舗としては最後まで営業を続けた[注 2]。
年表
参考文献
- 『ジャスコ三十年史』ジャスコ株式会社、2000年12月20日。
脚注
注釈
- ^ 2011年3月1日よりイオン。
- ^ ジャスコの源流となった3社（岡田屋・フタギ・シロ）の店舗のうち、フタギは長田店（兵庫県神戸市長田区、2008年（平成20年）5月11日閉店）、シロは東山二条店（京都府京都市左京区、2021年（令和3年）9月30日）が最後の店舗であった。イオン東山二条店を最後にジャスコ発足前の3社の店舗は全廃されている。
出典
- ^ a b c イオン発祥地にマンション 四日市、閉店から１３年 - 中日新聞、2015年1月23日付
- ^ a b c “不況よそ目にマンション好調 四日市市中心部”. 中日新聞 (中日新聞社). (2008年12月1日)
- ^ a b “ジャスコ四日市店閉店へ 一部跡地にマンション建設”. 伊勢新聞: p. 1. (2001年8月2日)
- ^ a b “ジャスコ 四日市店が来年閉店 発祥の地 駅前商店街衰退が影響”. 中日新聞 朝刊: p. 11. (2001年8月2日)
- ^ “新聞広告”. 中部日本新聞 朝刊 三重版: p. 4. (1958年4月20日)
- ^ “ネオン 近鐡四日市驛前の第一ビル”. 伊勢新聞: p. 3. (1958年4月24日)
- ^ “新聞広告”. 伊勢新聞: p. 5. (1958年4月24日)
- ^ “新聞広告”. 中部日本新聞 朝刊 三重版 中・北勢版: pp. 4-5. (1958年4月24日)
- ^ “新聞広告”. 伊勢新聞: p. 4. (1959年11月17日)
- ^ “新聞広告”. 中部日本新聞 朝刊 三重版: pp. 5-6. (1959年11月17日)
- ^ “四日市 きょう一齊に店開き 岡田屋百貨店と川村ビル”. 伊勢新聞: p. 4. (1959年11月18日)
- ^ “きょう花やかに開店 四日市近鉄駅前 岡田屋と川村ビル”. 中部日本新聞 朝刊 中・北勢版: p. 6. (1959年11月18日)
- ^ “ごったがえす人波 岡田屋など三店が店開き”. 伊勢新聞: p. 4. (1959年11月19日)
- ^ “屋上遊園も人気の的 岡田屋・川村ビル 両店へ5万の人出”. 中部日本新聞 朝刊 中・北勢版: p. 6. (1959年11月19日)
- ^ “新聞広告”. 中日新聞 朝刊 三重版: p. 8. (1962年10月29日)
- ^ “一階をセルフ・サービス売り場に 四日市オカダヤ百貨店 中部地方で初めて”. 中日新聞 朝刊 三重版: p. 6. (1962年10月30日)
- ^ “近鉄四日市駅前の噴水塔 オカダヤ百貨店増築 完成記念の行事始まる”. 中日新聞 朝刊 三重版: p. 6. (1963年3月15日)
- ^ “あなたのニュース 町から村から 会社・商店街だより ◇オカダヤ百貨店が全館完成”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 7. (1963年3月19日)
- ^ “オカダヤB館に開店 四日市 「すき焼の川市」”. 伊勢新聞: p. 3. (1969年11月23日)
- ^ “新聞広告”. 伊勢新聞: p. 5. (1969年11月23日)
- ^ “きょう開店 ジャスコオカダヤ四日市店”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 9. (1969年11月23日)
- ^ “開店前に五千人の列 ジャスコオカダヤ四日市店”. 中日新聞 朝刊 三重版: p. 7. (1969年11月24日)
- ^ “ぐっと近代化 ジャスコ四日市店 30日に新装オープン”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 12. (1981年5月28日)
- ^ “新聞広告”. 中日新聞 朝刊 三重版: p. 13. (1981年5月30日)
- ^ “8日に全館オープン ジャスコ四日市店 チャリティオークション開催”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 12. (1981年7月5日)
- ^ “新聞広告”. 中日新聞 朝刊 三重版: p. 13. (1981年7月8日)
- ^ “早朝から主婦ら殺到 ジャスコ四日市店 全館改装オープン”. 伊勢新聞: p. 3. (1981年7月9日)
- ^ “サービス充実目指す ジャスコ四日市店 来月に店舗大改装”. 伊勢新聞: p. 11. (1988年2月23日)
- ^ “ヤング層を主眼に一味違う個性を ジャスコ四日市店 店舗の改装工事進む”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 14. (1988年2月23日)
- ^ “新聞広告”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 16. (1988年3月13日)
- ^ “新聞広告”. 中日新聞 朝刊 三重第二総合: p. 19. (1988年3月17日)
- ^ “イメージも明るく ジャスコ四日市店 改装終えてオープン”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 14. (1988年3月20日)
- ^ “新聞広告”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 18. (1992年3月11日)
- ^ “高品質で手ごろ価格 20日新装オープン 客のニーズに対応 ジャスコ四日市店”. 伊勢新聞: p. 5. (1992年3月15日)
- ^ “新聞広告”. 中日新聞 朝刊 北勢版: p. 20. (1992年3月15日)
- ^ “ジャスコ改装オープン あす四日市”. 伊勢新聞: p. 10. (1992年3月19日)
- ^ “買い物客がズラリ 四日市 予定を早め開店 ジャスコが改装オープン”. 伊勢新聞: p. 2. (1992年3月22日)
- ^ “ジャスコ中部カンパニー 名古屋事務所を四日市に統合”. 伊勢新聞: p. 2. (1999年9月22日)
- ^ “スタッフ機能、四日市へ集結 ジャスコ中部カンパニー”. 中日新聞 朝刊 三重総合版: p. 17. (1999年9月23日)
- ^ “44年の歴史に幕 ジャスコ四日市店 売り上げ、最盛期の1/3 郊外型店の影響で閉店”. 伊勢新聞: p. 15. (2002年1月21日)
- ^ “ジャスコ“発祥地” 四日市店43年で幕 売り上げ低迷”. 中日新聞 朝刊: p. 34. (2002年1月21日)
- ^ “ジャスコ四日市店 最後の営業日 名残惜しむ客でにぎわう “駅前の顔”失い寂しさ 中心市街地再生が課題に”. 中日新聞 朝刊 三重版: p. 18. (2002年1月21日)
関連項目
