ジェームズの晩年にあたる1828年、ジェームズ・E・ヒース(James E. Heath)が全2巻の歴史小説『Edge-Hill, or, The Family of the Fitz Royals, A Novel 』の中で彼の英雄的活躍を描いた[1][4]。フランス人画家ジャン=バティスト・ル・パオン(フランス語版)作(1783年頃)のラファイエット侯爵の肖像画には、隣に黒人の従者が描かれている。場違いなフランス風の仕着せであるが、この黒人がジェームズを意図していると考える者がいる[4][1]。アメリカ人画家のジョン・ブレナーハセット・マーティン(英語版)は、ヒースの小説が出版されたころ、ジェームズの肖像画を描き、それにラファイエット侯爵がジェームズの従軍時の功績について記した書状を付けた複製を配布した[1]。ニューヨークのブルックリンにあるプロスペクト・パーク(英語版)には、ル・パオンの肖像画をもとに制作され、1917年に建てられたラファイエット記念碑(英語版)がある。ここでも侯爵の隣に一人の人物が彫られている[13]。1997年、ジェームズ・ラファイエットの功績を称えるため、バージニア州はニューケント郡旧庁舎の敷地内に記念銘板を設置した[14]。
^“James Lafayette”. hmdb.org. Historical Marker Database. September 1, 2022閲覧。
参考文献
Abdul-Jabbar, Kareem; Steinberg, Alan (1996). Black Profiles in Courage: A Legacy of African-American Achievement. New York: William Morrow. ISBN978-0688130978
Kapan, Sidney; Kaplan, Emma Nogrady (1989). The Black Presence in the Era of the American Revolution. Amherst: University of Massachusetts Press. ISBN9781122052689
Rockwell, Anne (2016). A Spy Called James: The True Story of James Lafayette, Revolutionary War Double Agent. Minneapolis: Carlhoda. ISBN978-1467749336
Ward, Harry M. (2011). For Virginia and for Independence: Twenty-Eight Revolutionary War Soldiers from the Old Dominion. Jefferson: McFarland. ISBN978-0786461301
Woelfle, Gretchen (2016). Answering the Cry for Freedom: Stories of African Americans and the American Revolutionary. Westminster: Calkins Creek. ISBN978-1629793061