シュートシールド(英: Shute Shield)は、オーストラリアにおけるラグビーユニオンの地域リーグの1つ。シドニーを中心とするニューサウスウェールズ州の最高峰リーグである。
概要
1874年に創設された南半球で最も歴史のあるラグビー選手権[注 4]。優勝チームには、優勝盾『シュートシールド』が授与される。
オーストラリアではラグビーの全国リーグが存在しておらず[注 5]、地方(州・準州)ごとに地域協会が主催するリーグ戦が開催されている。地域リーグの中でも、シドニーを中心とするシュートシールドと、ブリスベンを中心とするクイーンズランド・プレミアラグビー(英語版)はトップクラスのレベルを維持している。
シュートシールドでプレーするトップ選手の多くは、スーパーラグビーの地元チームであるワラターズに加入する。
主な地域リーグ
歴史
[1][2]
1874年、シュートシールドの起源となるプレミアクラブ・オブ・ザ・コロニー(Premier Club of the Colony)が創設。南半球で最初のラグビー選手権であった。当時はまだ明確な運営規則が存在しておらず、試合数はチームによりまちまちで、優勝の基準も不明確であった。
1883年、ガーディナー・チャレンジカップ(Gardiner Challenge Cup)となり、同時にスコアの算定方法や勝敗の基準が明確化された。
1900年、ディストリクト・プレミアシップ(District Premiership)となり、地区代表チームによるリーグ戦方式に改編された。シドニー近郊の各地区代表7チーム(ノース・シドニー、イースタンサバーブス、ウェスタンサバーブスなど)と、シドニー大学代表チーム(シドニー・ユニヴァーシティFC)の計8チームが大会に出場した。これに先立ち、従来の参加チームは統廃合などを経て地区代表チームとして再編された。
1922年、ラグビーの試合中の事故により23歳で逝去したロバート・エリオット・スチュワート・シュートを悼んで『シュートシールド』が作製され、翌1923年から大会の優勝盾として授与されるようになった。同時に、大会名がシュートシールドと改められた。
参加チーム
- 2023シーズンの所属チーム
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク