DS4は、フランスの自動車メーカーDSオートモビルズが製造・販売している、Cセグメントのハッチバック型乗用車である。当初はシトロエンブランドで販売していた。
初代(2011年 - 2018年)
シトロエン・DS4→DSオートモビルズ・DS4 |
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![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d7/Citro%C3%ABn_DS4_SoChic_%E2%80%93_Frontansicht%2C_16._M%C3%A4rz_2014%2C_D%C3%BCsseldorf.jpg/280px-Citro%C3%ABn_DS4_SoChic_%E2%80%93_Frontansicht%2C_16._M%C3%A4rz_2014%2C_D%C3%BCsseldorf.jpg) シトロエン・DS4 フロント |
![]() シトロエン・DS4 リア |
概要 |
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製造国 |
フランス |
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販売期間 |
2011年-2018年 |
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ボディ |
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乗車定員 |
5名 |
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ボディタイプ |
5ドアハッチバック |
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駆動方式 |
FF |
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パワートレイン |
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エンジン |
ガソリン:1.6L 直列4気筒ターボ ディーゼル:1.6L/2.0L 直列4気筒 HDiターボ |
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最高出力 |
ガソリン: 88-147kW(120-200PS) 5500-6000rpm ディーゼル: 82-120kW(112-163PS) 3600-4000rpm |
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最大トルク |
ガソリン: 160-275Nm(16.3-28.0kgf·m) 1400-4250rpm ディーゼル: 270-340Nm(27.5-34.7kgf·m) 1750-2000rpm |
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変速機 |
5速·6速MT/6速EGS |
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前 |
前:マクファーソンストラット 後:トーションビーム |
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後 |
前:マクファーソンストラット 後:トーションビーム |
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車両寸法 |
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ホイールベース |
2,612 mm |
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全長 |
4,275mm |
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全幅 |
1,810mm |
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全高 |
1,523mm |
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その他 |
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最小回転半径 |
5.3m |
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テンプレートを表示 |
2011年3月のジュネーブ・モーターショーに出展[1]、同年9月28日には日本で販売開始[2]。シトロエンの新ライン「DSシリーズ」の中枢車種としてDS3の上級版としての役割も担うクロスオーバーモデル。C4をベースにクーペの流麗さと適度なアイポイントを持つクロスオーバーSUVのデザインを融合したフォルムとなる。
クーペらしさを求めてリアドアのアウターハンドルはCピラー上に同化させており、デザインの自由度を高めた結果としてドアガラスは“はめ殺し”となっている[3]。第26回国際自動車フェスティバルにおいて「最も美しいクルマ」として選出された[4]。
2015年8月、DSオートモビルズが独立ブランドとなったことに伴ってフェイスリフトモデルが発表された。改良モデルではシトロエンのバッジが廃止され、「DSウィング」グリルデザインが採用された。日本市場には2016年4月1日に発表された。[5]。フロントグリル中央にDSロゴを配置し、「DS LEDビジョン」と呼ばれるヘッドライトを備える。また、車高を30mm高めた上でルーフレールとホイールモールを装着しSUV風のスタイルとした「DS4 クロスバック」も同時に登場した[6]。
2016年7月12日、2.0Lクリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」に6速AT組み合わせた「DS 4シックBlueHDi DS LEDビジョンパッケージ」と「DS 4クロスバックBlueHDi」を発売した[7]。
2017年1月10日、日本向けに高性能モデル「DS4 パフォーマンスライン」を限定20台で発売[8]。最高出力180psを発揮する2.0L4気筒BlueHDiクリーンターボディーゼルとトランスミッションEAT6を組み合わせる。
世界的な販売不振により2018年にDS5と共に生産終了[9]。
メカニズム
エンジンはガソリンがBMWと共同開発した1.6L直噴ターボで出力特性により88kW (120PS)、120kW (163PS)、147kW (200PS)の3種類、ディーゼルは1.6Lと2.0Lで高圧直噴 (HDi) となり、82kW (112PS)、100 (136PS)、120kW (163PS)の3種類。なお、ディーゼル1.6Lの一部には「e-HDi」もラインナップされる。日本仕様は115kW (156PS)のChicと147kW (200PS)のSport Chicの2グレードとなる。
- アイドリングストップシステム+エネルギー回生システムを備えるecoモード搭載 (コンチネンタル製) 。バッテリーの負担を大幅に軽減する「ウルトラキャパシタ」(en:Maxwell Technologies製) が採用され、再始動に要する時間は約0.4秒。なお、ecoモードはボタンを押すことで解除可能となっている[10][11]。
トランスミッションはエンジンにより5速MT、6速MT、2ペダルMTの6速EGSが用意される。日本仕様はChicに6速EGS、Sport Chicに6速MTを搭載する。なお、2012年9月25日よりChicは6速ATに換装されている[12]。
2代目(2021年 -)
DSオートモビルズ・DS4 |
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![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e5/DS_4_E-Tense_IMG_7446.jpg/280px-DS_4_E-Tense_IMG_7446.jpg) フロント |
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5c/DS_4_E-Tense_IMG_7452.jpg/280px-DS_4_E-Tense_IMG_7452.jpg) リア |
概要 |
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製造国 |
ドイツ |
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販売期間 |
2021年- |
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ボディ |
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乗車定員 |
5名 |
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ボディタイプ |
5ドアハッチバック |
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駆動方式 |
FF |
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パワートレイン |
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エンジン |
ガソリン:1.2 Lターボチャージャー PSA EB2DTS I3、1.6 L ターボチャージャーPSA EP6FDT I4 ガソリンPHEV :1.6 L PSA EP6FDT PHEV I4 ディーゼル:1.5 L PSA DV5 BlueHDi I4 |
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変速機 |
8速AT |
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車両寸法 |
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ホイールベース |
2,680 mm |
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全長 |
4,415mm |
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全幅 |
1,830mm |
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全高 |
1,495mm |
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第2世代の DS4は、2021年2月3日に発表された。プラットフォームはグループPSAのPSA EMP2プラットフォームを採用した。グレードは、DS 4、DS4クロス、DS 4パフォーマンスラインの3種類。
デザインはパリで行われたが、生産はドイツ・リュッセルスハイムのオペル工場で行われる。パワートレインに関しては、E-TENSEハイブリッドバージョンが用意され、ガソリンエンジンに関しては、130、180、または220馬力のPureTechシリーズが搭載され、2021年の第4四半期から販売される。
日本市場には2022年4月28日にStellantisジャパンによって発売開始された[13]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク