カール・ボロメウス・ミヒャエル・ヨーゼフ・フォン・リヒテンシュタイン(Karl Borromäus Michael Joseph Prinz(Fürst) von und zu Liechtenstein, 1730年9月20日ウィーン - 1789年2月21日 ウィーン)は、オーストリアの貴族、軍人。陸軍元帥。
1758年に少将(Generalfeldwachtmeister)、1760年に中将に昇進した。1765年に騎兵部総監(Generalinspekteur der Kavallerie)、1771年にプレスブルク駐屯軍の司令官、1775年にニーダーエスターライヒ州軍の総司令官(Generalkommando)に就任した。1778/1779年のバイエルン継承戦争中には騎兵大将(Generals der Kavallerie)に昇進。戦争勃発直後に2万8000人の軍団を率いてライトメリッツ郊外に陣を構えた。ここに陣取ったのは敵のプロイセン軍がボヘミア北部国境を通過して戦地のバイエルンへ赴くのを阻止するためだった。その後、エルンスト・ギデオン・フォン・ラウドンの率いる軍団と合流した。この戦争でオーストリア軍は全体的に不利だったものの、リヒテンシュタイン自身は戦勝を重ねた。