アルケニルグリセロホスホエタノールアミンヒドロラーゼ(Alkenylglycerophosphoethanolamine hydrolase、EC 3.3.2.5)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- 1-(1-アルケニル)-sn-グリセロ-3-ホスホエタノールアミン + 水アルデヒド + sn-グリセロ-3-ホスホエタノールアミン
従って、この酵素の2つの基質は1-(1-アルケニル)-sn-グリセロ-3-ホスホエタノールアミンと水、2つの生成物はアルデヒドとsn-グリセロ-3-ホスホエタノールアミンである。
この酵素は加水分解酵素、特にエーテル結合を加水分解するエーテルヒドロラーゼである。系統名は、1-(1-アルケニル)-sn-グリセロ-3-ホスホエタノールアミン アルデヒドヒドロラーゼである。この酵素はアルキルグリセロールの代謝に関与している。
出典
- Gunawan J, Debuch H (1981). “Liberation of free aldehyde from 1-(1-alkenyl)-sn-glycero-3-phosphoethanolamine (lysoplasmalogen) by rat liver microsomes”. Hoppe. Seylers. Z. Physiol. Chem. 362 (4): 445–52. doi:10.1515/bchm2.1981.362.1.445. PMID 7239443.