みかんのへた山古墳(みかんのへたやまこふん)は兵庫県赤穂市坂越にある古墳。
概要
坂越浦の鍋島を見下ろす標高79メートルの丘陵の頂上に位置する。名称の由来は、形状が蔕(ヘタ)が付いた蜜柑に似ているからとされる。しかし頂上付近の樹木の密生により、由来となった形状は確認しづらくなっている。
古墳時代中期(5世紀)に造られた直径38メートル、高さ4.5メートルという大型の円墳で、墳丘には葺石が施されている[1]。
古墳は大避神社が管理しており、1975年(昭和50年)3月18日に兵庫県の記念物史跡に指定された[2][3]。また2013年には赤穂市教育委員会が「発掘調査速報展」において、古墳の周囲で新たに確認された円墳に関する展示を行った[4]。
交通アクセス
周辺情報
脚注
- ^ 『赤穂市史』第一巻、赤穂市、1981年、234-235ページ。
- ^ 『市制施行60周年記念 平成23年度特別展 赤穂の指定文化財』赤穂市立歴史博物館、2011年、47ページ。
- ^ “赤穂市 指定文化財一覧” (pdf). 赤穂市 (2016年). 2017年2月9日閲覧。
- ^ 「土器や木簡など 発掘調査速報展 有年考古館」『赤穂民報』平成25年11月16日付第2部1面。
外部リンク