『ひょうたん童子』(ひょうたんどうじ、原題は簡体字の葫芦兄弟、拼音: húlu xiōngdì)は、中国の上海美術電影製片廠製作のテレビアニメ作品。切り紙アニメである。1986年〜1987年、中国のいくつかの電視台で全13話放送された。『ひょうたん童子』のストーリーは完全にオリジナルで、中国アニメの代表的な作品の一つ。日本では『母と子のテレビ絵本』の中で吹き替え版が放送されている(納谷六朗、重松花鳥などが参加)。
1989〜1991年、続編の『ヒョウタン小金剛』(葫芦小金剛)が製作された。
2008年には、『ヒョウタン兄弟』のリメイク版の劇場版『ヒョウタン兄弟 〜CALABASH BROTHERS〜』が上映された。
日本語の表記は『葫廬兄弟』でもある。
昔、「瓢箪山」と言う山の中に、サソリの妖怪とヘビの妖怪が封印されていた。ある日、穿山甲(吹き替え版ではアルマジロという設定になっている)がうっかりその山を貫いてしまったため、二体の妖怪が逃げ出してしまう。逃げ出した妖怪たちは悪さをしはじめ、人々はとんだ災難に見舞われ悲惨な日を過ごすこととなる。穿山甲がこの事件をある老人に告げると、老人は妖怪を消滅させるために七色の瓢箪を植えた。すると赤、橙、黄、緑、青、藍、紫七つの大瓢箪が実を結ぶ。だが、この作戦は妖怪に知られ、穿山甲と老人は連れ去られてしまう。
その後、瓢箪は一つ一つ熟成して、七人の立派な男の子になる。彼らは「ヒョウタン兄弟」(葫芦兄弟)或は「ヒョウタンの子」(葫芦娃)と呼ばれて、非凡な能力を持っていた。妖怪を退治して穿山甲と老人を助けるために、ヒョウタン兄弟たちは生まれると妖怪たちと戦った。だが、蛇・蠍の妖怪の力と法宝はただ物ではなく、兄弟たちは様々な困難と危険に遭遇する。全員錬丹のストーブに入れられ燃やされそうになるほどの危険な状況もあったが、最終的には七人の兄弟は七色の峰に変わり、サソリ大王とヘビクイーンをまた封印し消滅させることに成功した。
ヘビの妖怪(クイーン)は妹の青い蛇がいる。青い蛇は姉と姉婿がヒョウタン兄弟に消滅させられたことを知った後、復讐と七心丹のために、七色の峰を開削した。こうして、ヒョウタン兄弟の新たな戦いが始まる。青い蛇は玉簪と錦嚢乾坤袋という二つの法宝を持っており、その神通力の前に、兄弟たちは一つ一つ捕らわれることとなる。そしてまたしても全員錬丹のストーブに入れられてしまうが、ストーブの中で七人の兄弟は七色の蓮子の力を発揮し、合体して一人になった。それが「ヒョウタン小金剛」である。ヒョウタン小金剛は七人の能力を持っていて、最強のヒョウタンの子であった。
しかし、それでも青い蛇クイーンに勝つためにはあの二つの法宝を破壊しなければならず、最後の決戦が始まることになる。ヒョウタン小金剛は様々な強力な敵と戦いを続け、ようやく法宝を見つけて破壊することに成功する。そして、この青い蛇も封印され、人々のもとには平和な日々が戻った。
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