S/2017 J 1 (Jupiter LIX) は、木星の第59衛星である[3][4]。
2017年にスコット・S・シェパードが率いる観測チームによって発見され、S/2017 J 1 という仮符号が与えられた[5]。発見にはマゼラン望遠鏡、すばる望遠鏡、セロ・トロロ汎米天文台が用いられており、同年6月5日の小惑星センターのサーキュラーで発見が報告された[5]。その後9月25日に Jupiter LIX という確定番号が与えられた[3]。なお2018年時点では衛星への命名は行われていない。
S/2017 J 1 の軌道傾斜角は 149.2° で、木星の自転とは逆向きに公転する逆行衛星である。木星から2300万〜2400万km前後の距離を逆行軌道で公転し、軌道傾斜角が 145°〜158° 程度の不規則衛星のグループであるパシファエ群に属していると考えられる[1]。
出典