S/2004 S 13 は、土星の衛星のひとつである。
2004年12月12日に、スコット・S・シェパード、デビッド・C・ジューイット、ブライアン・マースデン、ジャン・クレイナらの観測チームにより発見された[1]。観測にはすばる望遠鏡、W・M・ケック天文台、ジェミニ北望遠鏡の大型望遠鏡群が用いられた[4][5]。発見は翌2005年5月3日に小惑星センターのサーキュラーで[4]、5月4日に国際天文学連合のサーキュラーでそれぞれ公表され、S/2004 S 13 という仮符号が与えられた[6]。なお一連の観測では、合わせて12個の土星の新衛星が発見されている[5]。
推定直径が 6 km の小さな衛星である[3]。逆行軌道を持ち、北欧群に属すると考えられるが[7]、詳細は不明である。S/2004 S 13 は2004年の発見報告以降は検出されておらず、見失われた状態にある[8][9][10]。
出典