Palm Treo

Treo 300

Palm Treo [ˈtriːəu] は、後にパームが買収したHandspringの開発したスマートフォンシリーズ。考案者はジェフ・ホーキンス[1]。現在はパームが製造と保守を行っている。電話をかけている最中にカレンダーを確認できたり、コンタクトリストから直接電話をかけたり、電子メールを送信したりといった様々な機能が統合されている。最近の機種ではカメラも組み込まれている。オペレーティングシステムPalm OSで、Mac OS X および Windows との同期が可能だが、最近ではWindows Mobileを搭載したバージョンもある。

機種

2008年8月現在、Treoには19機種があり、下表に示す順序でリリースされた(上ほど新しい)。680シリーズまではPalm OS搭載で、700シリーズ以降はWindows Mobile(最初の機種は Treo 700w)。2008年8月19日、最後のGSM対応のTreo Proがリリースされた。CDMA対応のTreo Proは2009年3月に発売された。CDMA版Proは、Windows Mobile機器として初めてInternet Explorer Mobile 6を搭載している。2009年6月にはPalm PreがTreoシリーズの後継としてリリースされた。

公式発表機種:
リリース時期 機種名 PDA 機能 電話機能 その他 ネットワーク
2008年 Palm Treo Pro (GSM, CDMA) TFTタッチスクリーンディスプレイ(320×320)、Windows Mobile 6.1 Professional Edition OS、Microsoft Office Mobile Professional 6.1、2.0メガピクセル・カメラ、ユーザメモリ256MB / プログラムメモリ128MB(microSDHCスロットにより、最大32GBまでサポート)、ステレオ Bluetooth 2.0+EDR 準拠、ワンタッチ Wi-Fiアクセス (802.11b/g)、GPS内蔵、3.5mm ヘッドホンジャック GSMバンド: 850/900/1800/1900、GPRSEDGEUMTSバンド: 850/1900/2100、HSDPA
リリースはGSMが2008年8月19日、CDMAが2009年3月。
Treoシリーズ初のフラッシュタッチスクリーン、スタンドアロンGPS、3.5mm ヘッドホンジャック(従来機種では2.5mm)。従来機種より若干薄い。 米国: Unlocked / CDMA: Alltel, スプリント・ネクステル

カナダ: Bell Mobility, Telus Mobility.

オーストラリア: テルストラ ヨーロッパ: Telefonica O2ボーダフォン

2008年 Palm Treo 800w (CDMA) 16k色TFTタッチスクリーンディスプレイ(320×320), Windows Mobile 6.1 OS、Microsoft Office Mobile Professional 6.1、2.0メガピクセル・カメラ、ユーザメモリ256MB/プログラムメモリ128MB(microSDスロットで最大8GBまでサポート)、ステレオ Bluetooth 2.0+EDR 準拠、ワンタッチWi-Fiアクセス、GPS内蔵。 CDMA 800/1900 MHz デュアルバンド・デジタル音声ネットワークアクセス、EV-DO Rev A (EV-DO Rev 0 および 1XRTT と互換)。スプリント・ネクステルは当初この機種に対応した北米唯一の無線キャリアだった( 2008年7月13日)。 Treoシリーズ初のA2DP Bluetooth プロファイル対応、GPS内蔵、Wi-Fi内蔵。 スプリント
2007年 Palm Centro (CDMA), (GSM) 画面解像度(320×320)、バッテリー着脱可能、1.3メガピクセル・カメラ、Bluetooth 1.2、Palm OS 5 CDMA 800/1900MHz デジタル・デュアルバンド, CDMA2000 EvDO ネットワーク、1xRTT ネットワークと互換。発売当初はSprintのみ対応。2007年10月14日リリース。AT&T, GSM バンド: 850/900/1800/1900、GPRSEDGE 製品番号からTreoシリーズと推定される。ただし、ブランド名は Centro。 AT&T/スプリント/ベライゾン

カナダ: Bell Mobility,Rogers Wireless.

オーストラリア: テルストラ

2007年 Treo 500v (GSM) 画面解像度(320×240、タッチスクリーンではない)、バッテリ着脱可能、2メガピクセル・カメラ、Bluetooth 1.2、Windows Mobile 6.0 GSM, GPRS, EDGE, UMTS -クラス10 無線クワッドバンド (850/900/1800/1900 MHz) ボーダフォンのネットワーク向けに2007年9月12日リリース。 ボーダフォン
2007年 Treo 755p (CDMA) 画面解像度(320×320)、バッテリ着脱可能、1.3メガピクセル・カメラ(交換可能)、Bluetooth、Palm OS 5 CDMA 800/1900MHz デジタル・デュアルバンド、CDMA2000 EvDO ネットワーク、1xRTTネットワークと互換。CDMA版Treoとして初めてアンテナが無くなった。2007年5月リリース。 スプリント/ベライゾン
2006年 Treo 750v と 750 (GSM) 画面解像度(240×240)、バッテリ着脱可能、1.3メガピクセル・カメラ、Bluetooth 1.2、Windows Mobile GSM GSMバンド: 850/900/1800/1900、GPRSEDGEUMTS UMTSバンド: 850/1900/2100、HSDPA (非公式パッチが必要) AT&T

オーストラリア: テルストラ

2006年 Treo 680 (GSM) 画面解像度(320×320)、バッテリ着脱可能、0.3メガピクセル・カメラ、Bluetooth 1.2、Palm OS 5 GSMGPRSEDGE-クラス10無線クアッドバンド (850/900/1800/1900 MHz) Treoシリーズで初めてアンテナが無くなった。 AT&T/Rogers

オーストラリア: テルストラ

2006年 Treo 700wx (CDMA) 画面解像度(240×240)、64MB RAM[要出典]、Bluetooth 1.2、バッテリ着脱可能、1.3メガピクセル・カメラ、Windows Mobile 800/1900MHz デジタル・デュアルバンド、Verizon Wireless CDMA2000 EvDO ネットワーク。1xRTTネットワークとも互換。 Alltel/スプリント/ベライゾン
2006年 Treo 700p (CDMA) 画面解像度(320×320)、Bluetooth 1.2、バッテリ着脱可能、1.3メガピクセル・カメラ、Palm OS 5 CDMA 800/1900MHz デジタル・デュアルバンド、CDMA2000 EvDO ネットワーク、1xRTTネットワークおよびIS95ネットワークと互換。 スプリント/ベライゾン
2006年 Treo 700w (CDMA) 画面解像度(240×240)、32MB RAM(64MBまで拡張可能)[要出典]、Bluetooth 1.2、バッテリ着脱可能、1.3メガピクセル・カメラ、Windows Mobile CDMA2000 EvDO ネットワーク、1xRTTネットワークと互換。 スプリント/ベライゾン
2004年 Treo 650 (CDMA) 画面解像度(320×320)、Bluetooth 1.1、バッテリ着脱可能、0.3メガピクセル・カメラ、Palm OS 5 CDMA モデル: 800/1900 MHz デジタル・デュアルバンド
2004年 Treo 650 (GSM) 画面解像度(320×320)、Bluetooth 1.1、バッテリ着脱可能、0.3メガピクセル・カメラ、Palm OS 5 GSM, GPRS, EDGE-クラス10無線クアッドバンド (850/900/1800/1900 MHz) オーストラリア: テルストラ
2003年 Treo 600 (CDMA) カラー液晶、5ウェイナビゲータ、バックライト付きキーボード、Palm OS 5、カメラは無し キャンディバー型 スプリント/ベライゾン
2003年 Treo 600 (CDMA) 上記のカメラ有バージョン キャンディバー型 スプリント/ベライゾン
2003年 Treo 600 (GSM) 上記のGSM版で、カメラ有バージョン クアッドバンド GSM キャンディバー型 オーストラリア: テルストラ
2003年 Treo 300 (CDMA) カラー液晶、バックライト付きキーボード フリップ型(キーボードカバー一体型) スプリント
2002年 Treo 270 (GSM) カラー液晶、バックライト付きキーボード デュアルバンド GSM フリップ型
2002年 Treo 180g (GSM) モノクロ液晶、グラフィティ入力方式 デュアルバンド GSM フリップ型
2002年 Treo 180 (GSM) モノクロ液晶 デュアルバンド GSM フリップ型
2002年 Treo 90 単なるPDAPalm OS 4.1H が動作。160×160 12ビット CSTN カラー液晶、バッテリ内蔵 電話機能は組み込まれていない。

脚注

  1. ^ 『考える脳 考えるコンピューター』

Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!