PDC Unicorn ウィメンズ・ワールド・チャンピオンシップ (PDC Unicorn Women's World Championship) は、プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション(PDC)が開催するダーツのトーナメントである。
18歳以上の女子プレイヤーなら、誰でも参加できるオープン・トーナメント[1]であり、PDCが、2010年に新たに導入した3つのトーナメントの1つでもある。
PDC アンダー21・ワールド・チャンピオンシップと同じく、PDCにダーツ用品を提供しているユニコーンが、タイトル・スポンサーとなっている。
このトーナメントの決勝は、ワールド・マッチプレイの決勝の前に行われ、その模様は、Sky Sportsで生中継される。
PDC アンダー21・ワールド・チャンピオンシップと同じく、熟練したプレイヤーの少ない層を強化する目的で導入されたトーナメントのため、2人の決勝進出者は、翌年 (決勝が行われる年) と翌々年のPDC ProTourのカード・ホルダーとなり、Rileys Dartzonesからのスポンサーシップを受けられ、同年に開催されるグランド・スラム・オヴ・ダーツの出場権も得られる[2]。
賞金とPDC オーダー・オヴ・メリット
このトーナメントの賞金は、PDC オーダー・オヴ・メリットに反映されない。
賞金は、以下の通りとなっている[3][4]。
年
|
優勝
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準優勝
|
準決勝
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準々決勝
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ラスト 16
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ラスト 32
|
ハイエスト・ チェクアウト
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9ダーター
|
賞金総額
|
2010
|
£10,000
|
£5,000
|
£2,500
|
£1,250
|
£625
|
£0
|
不明
|
-
|
£30,000
|
2010年の賞金総額は、PDC アンダー21・ワールド・チャンピオンシップと同じであり、イギリスとヨーロッパ以外で開催されたPDC ProTourに属するトーナメントよりも多く、イギリスとヨーロッパで開催されたPDC ProTourに属するトーナメントよりも少なかった (ただし、PDC ProTourの賞金がこのトーナメントより高くなっているのは、下位まで賞金が出るためであり、優勝賞金など賞金が出る順位の賞金は、このトーナメントの方が多かった) 。
また、WDF/BDOの3番目に賞金額が多いトーナメントであるダッチ・グランド・マスターズのメンズ・トーナメントの賞金総額を上回る。
2010年における他のトーナメントとの比較は、次の通りである[5][6][7][8][9]。
年
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団体
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大会
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賞金総額
|
優勝
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準優勝
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準決勝
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準々決勝
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ラスト 16
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ラスト 32 (*24)
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ラスト 64
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Prelim Rd
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ハイエスト・ チェクアウト
|
9ダーター
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2010
|
PDC
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ウィメンズ・ワールド・チャンピオンシップ
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£30,000
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£10,000
|
£5,000
|
£2,500
|
£1,250
|
£625
|
£0
|
-
|
-
|
不明
|
-
|
2010
|
WDF (BDO)
|
レイクサイド (ウィメンズ)
|
£12,000
|
£6,000
|
£2,000
|
£1,000
|
£500
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
2010
|
PDC
|
アンダー21・ワールド・チャンピオンシップ
|
£30,000
|
£10,000
|
£5,000
|
£2,500
|
£1,250
|
£625
|
£0
|
£0
|
£0
|
不明
|
-
|
2010
|
WDF
|
ダッチ・グランド・マスターズ (メンズ)
|
€33,500
|
€5,000
|
€2,500
|
€2,000
|
€1,500
|
*€1,000
|
-
|
-
|
不明
|
-
|
2010
|
WDF
|
ダッチ・グランド・マスターズ (アンダー21)
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€6,100
|
€1,750
|
€1,250
|
€750
|
€400
|
-
|
-
|
-
|
-
|
不明
|
-
|
2010
|
PDC
|
PDC ProTour (イギリス / ヨーロッパ)
|
£31,600
|
£6,000
|
£3,000
|
£1,500
|
£1,000
|
£500
|
£300
|
£200
|
-
|
不明
|
(£400)
|
2010
|
PDC
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PDC ProTour (イギリス / ヨーロッパ以外)[10]
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£22,000
|
£5,000
|
£2,500
|
£1,250
|
£700
|
£300
|
£200
|
£100
|
-
|
不明
|
(£400)
|
本戦の日程・会場・放送など
本戦の日程、会場、タイトル・スポンサー、テレビ放送などの情報は、以下の通りである[3][4][11]。
形式
PDC ウィメンズ・ワールド・チャンピオンシップは、ラスト32から始まるシングル・エリミネイション・トーナメントであり、特徴は、女子プレイヤーのみで行われることである。
その他の形式については、タイブレイクが存在しないことやレッグ数、準決勝までと決勝が別に行われることなど、様々な形式が、PDC アンダー21・ワールド・チャンピオンシップと同じである。
また、ワールド・マッチプレイやPDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップ、BDO ワールド・プロフェッショナル・ダーツ・チャンピオンシップス (レイクサイド・チャンピオンシップ) への同時参加も可能である。
出場者の決定
本戦に出場するには、以下の方法がある[12]。
- PDPAメンバーから1名
- インターナショナル・クワリファイアーズから11名
- レリーズ・クワリファイアーズ (レリーズの各店舗で行う出場者決定戦) から20名
地域別の出場者数は、以下の通りである。
年
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全世界
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イギリス
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ヨーロッパ
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オセアニア
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北アメリカ
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南アメリカ
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アフリカ
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アジア
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2010
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32
|
20: 16, 1, 2, 1
|
8: 1, 1, 2, 3, 1
|
1: 1
|
2: 1, 1
|
0
|
0
|
1: 1
|
PDPAメンバーから
2010年は、プロフェッショナル・ダーツ・プレイヤーズ・アソシエイション (PDPA) メンバーで現役の女子プレイヤーは、2008年のレイクサイド・チャンピオンであるアナスターシィヤ・ダブラムィースラヴァのみであり、ラスト32にシードされた。
インターナショナル・クワリファイアーズから
出場者の決定は、このトーナメントの出場者決定戦が行われる場合の他、各地の大きなトーナメントのチャンピオンに出場権が与えられる場合、そして、オーストラリアのように8つのトーナメントの総合的な成績により決められる場合がある。
- アイルランド x 2
- ヨーロッパ x 2
- 北アメリカ x 2
- オーストラリア x 1
- スウェーデン x 1
- フィンランド x 1
- ロシア x 1
- 日本 x 1
レリーズ・クワリファイアーズから
20のレリーズの各店舗のトーナメントから、優勝者が本戦に参加できる。
この参加費は、無料である[1]。
本戦
過去に実績のあるプレイヤー同士が、早いラウンドで対戦しないよう考慮した上で、抽選により、シングル・エリミネイションのトーナメント表が決定される[13]。
ラウンド
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日程
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レッグズ (ベスト・オヴ)
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準決勝まで
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6月の第2土曜日
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7
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決勝
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ワールド・マッチプレイの準決勝後
|
11
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結果
このトーナメントの結果は、以下の通りである[3][4][14]。
決勝戦
ハイ・チェクアウト
以下は、決勝戦のみの記録である。
記録
このイヴェントの歴代の記録は、以下の通りである[3][4]。
優勝回数
脚注
外部リンク