NSGグループ(NSG=New Sustainable Growth)は、新潟県新潟市中央区に拠点を置く、NSGホールディングスを持株会社とする学校法人等のグループである。
NSGの支援法人を含めたグループ全体の売り上げは1,000億円を超えているが、従業員数も1万人を超える[2]。学校法人の新潟総合学園・新潟総合学院・国際総合学園を中心に、3つの大学・2つの高等学校・32の専門学校(NSGカレッジリーグ・FSGカレッジリーグ)、多数の学習塾を経営しているほか、医療法人や社会福祉法人なども多数運営している。近年では、農業・建設業・飲食業などにも事業展開しており、新潟の老舗企業の事業継承にも取り組み、実績を上げている。また、サッカー・Jリーグのアルビレックス新潟やバスケットボール・Bリーグの新潟アルビレックスBBなどのスポンサーでもある。
1976年11月、池田弘がNSGグループを創設し、1977年より、新潟市古町(現:中央区)愛宕神社境内に新潟総合学院を開校し、学習塾・カルチャースクール・語学スクール・資格取得講座からなる民間教育機関としてスタートした(これらの事業は、NSG教育研究会(42校)、NSGカレッジリーグ・株式会社NSGアカデミーに発展することになる)。
その後、新潟県・福島県内で各種の専門学校を創設するとともに、1981年に愛宕商事を、1986年に国際総合計画、1990年に株式会社アイ・シー・オーを創業するなど、不動産管理、教育備品販売、各種代理店業、建設業、飲食業、広告代理業にも事業を拡大する。さらに、1990年代には、医療法人愛広会を設立するなど、医療機関(新潟リハビリテーション病院、新潟脳外科病院など)、介護施設の経営にも参画する。
2001年に学校法人新潟総合学園を設立し、新潟医療福祉大学を開学する。新潟医療福祉大学が看護・医療・リハビリテーション・栄養・スポーツ・福祉の計6学部13学科1研究科5専攻からなる医療福祉系総合大学に成長する一方、2006年には事業創造大学院大学、2018年には新潟食料農業大学、2020年には開志専門職大学を開学している。2014年の時点でグループ法人の在籍学生・生徒数は2万人を超えている[3]。
さらに、グループの社是である「事業創造による地域の活性化」を目指し、IT・ソフトウエア、アウトソージング・起業支援などにも事業展開するとともに、2010年代からは、新潟の老舗の事業継承、再生事業にも取り組むようになっており、酒蔵(創業1767年の今代司酒造)や味噌蔵(創業1905年の峰村商店や越後味噌醸造)、食品加工会社(創業1893年の小川屋)、地ビール(新潟ビール醸造)や老舗ホテル(イタリア軒)などで実績を上げている[4]。
NSGグループは106法人を傘下に収めており、教育機関と医療・福祉施設の連携など、さまざまな業種間連携を行っている。
学校法人新潟総合学園として3校が一体的に運営されているほか[5]、学校法人新潟総合学院によって開志専門職大学が運営されている。
NSGカレッジリーグとして新潟県内に27校、FSGカレッジリーグとして福島県内に5校を有する[8]。学校法人国際総合学園により運営されている。
NSGカレッジリーグ全体で、文部科学省が分類する8つの分野(工業・農業・医療・衛生・教育および社会福祉・商業実務・服飾および家政・文化および教養)をすべてカバーしている[9]。
NSG-square
学校法人大彦学園により2校を運営。
小中高校のサポート・学習塾事業を株式会社NSGアカデミーが手がけるほか、全世代に対応する各種スクール事業を行っている[8]。
愛宕福祉会は、新潟市、新発田市、燕市、佐渡市、胎内市、関川村などで、高齢福祉事業、障がい福祉事業、児童福祉事業など、70を超える事業を展開している。
和僑商店ホールディングス