Mk.14はジャイロスコープを内蔵していることから、移動目標を人力操作で目視照準・追尾することによって自艦と目標との相対的な角速度変化を検出し、さらに複雑な光学系およびリンケージ機構によって見越し角を自動算出することができた。Mk.14は、小口径機銃では銃架に直接取り付けられていたが、40mm機銃などの中口径砲では方位盤に取り付けられて遠隔管制することとされ、この方位盤を含めたシステムをMk.51と称した。このことから、FCSではなく、単に方位盤Mk.51(英: Director Mk.51)と称されることもある。Mk.51は、おおむね的速350ノット (650 km/h)、見越し角25度まで対応できるとされていた。