『MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人』(ミッドサマー キャロル ガマおうじ たい ザリガニまじん)は、日本の舞台作品。2004年初演。2008年に『パコと魔法の絵本』のタイトルで映画化された。
概要
初演は2004年。作者は後藤ひろひと、演出はG2。G2が主宰していた演劇制作ユニット「G2プロデュース」の作品として上演された。劇中歌は瓜生明希葉が歌っている。
病院が舞台となっており、登場人物のほとんどは入院患者、医師、看護師。頑固で偏屈な男・大貫が、パコという少女に出会い、変化していく様子を描く。
2004年初演版
2004年7月4日から25日まで東京渋谷のPARCO劇場から始まり、その後、大阪、新潟、名古屋、福井、仙台、広島、福岡で8月14日まで上演された。
キャスト
スタッフ
2008年版
2008年3月21日から4月6日まで初演と同じPARCO劇場から始まり、その後、新潟、仙台、大阪、広島、福岡で4月21日まで上演された。
キャスト
スタッフ
2014年版
『Paco〜パコと魔法の絵本〜 from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』のタイトルで、2014年2月7日から25日まで東京日比谷のシアタークリエから始まり、その後、金沢、仙台、大阪、広島、名古屋、福岡、南相馬で3月21日まで上演された。
タイトルは映画タイトルに合わせる形に変えられているが、映画化の際に加えられた設定や登場人物(浩二の家の1階がダンス教室になっていることや、入院患者たちによる包帯バンドが登場することなど)は取り入れられていない。
東京公演の録画は、2014年5月3日、『Eテレシアター』で放映された。
キャスト
スタッフ
2017年版
『MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人』のタイトルで、2017年8月16日から20日まで東京シアターサンモールから始まり、その後、大阪ABCホールで9月2日から3日まで上演された。
木之元の性別と光岡の名前等一部が映画版準拠となっている。
キャスト
スタッフ
- 照明 - 斎藤真一郎
- 殺陣指導 -TeamAZURA
- ヘアメイク -ビューティ★佐口
- 衣裳 - 阿部美千代(MIHYプロデュース)・杮沼千晴
- 美術 -小林奈月
- 音響 - 松木優佳
- 舞台監督 - 金安凌平
- 演出助手 - 加藤雅人(ジェイズプロデュース)
- 宣伝美術 - 矢野啓太(toyvox)
- キャスティング協力- 高柳亮博
- 制作協力 - 大森晴香
- 制作助手 - 赤木山伍里蔵(ジェイズプロデュース)
- プロデューサー -清水順二(ジェイズプロデュース)・原 葵(Jnapi L.L.C.)・杉山直樹(ジェイズプロデュース)
映画版
2008年、中島哲也の監督で『パコと魔法の絵本』というタイトルが付けられて映画化され、大貫役を役所広司、パコ役をアヤカ・ウィルソンが演じた。詳細はパコと魔法の絵本を参照。
関連商品
書籍
DVD
- MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜(2005年)2004年版を収録
- MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜 2008年版(2008年)
- Paco〜パコと魔法の絵本〜 from「ガマ王子vsザリガニ魔人」谷花音バージョン(2014年)
- Paco〜パコと魔法の絵本〜 from「ガマ王子vsザリガニ魔人」キッド咲麗花バージョン(2014年)
外部リンク