Linear Executableとは、OS/2やMicrosoft Windowsそして、一部のDOSエクステンダで使われたオブジェクトファイルフォーマットである。最初にOS/2 2.0で導入された。
特徴はIA-32のプロテクトモードを意識した、16ビットおよび32ビットの複数のセグメントに渡る実行イメージを保持可能なことである。特にWindowsにおいては、その性質上16ビットコードと32ビットコードが混在する必要のある仮想デバイスドライバ(VxD)で使われた。
他のEXEフォーマットの拡張フォーマットと同様に互換性のために、対応しないオペレーティングシステムで実行した場合、対応していない旨を表示して終了する等のDOSプログラムを最初に付ける事になっている。その拡張ヘッダから指されたオフセットに'LE'または'LX'と言うシグネチャで始まるファイルヘッダがある。(WindowsのVxDでは常にLE)
尚、Windows NT系に於いてはドライバも全てPortable Executableになっており使われていない。
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