『Don't Worry Be Daddy』(ドント・ウォーリー・ビー・ダディー)は、ECDが2012年3月7日にリリースしたスタジオ・アルバムである[3]。オリコンチャートで最高順位260位を記録している[4]。
制作
2010年11月頃、ECDが手がける箇所(インタビューでは「基本的にドラムに上モノにラップ」と言及している)の制作は完了した[5]。それらの音声ファイルを受け取ったIllicit Tsuboiは、ミックスと追加の作業に入った[5]。その時点では2011年5月に発売されることが予定されていたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、発売が延期されることになった[5]。発売延期の報を受けたTsuboiは、それまでに自らが作った分を破棄し、あらためて作り直した[5]。これによって、「結構普通のサウスみたいな感じ」だった当初のありかたとは大きく異なる作品に仕上がった[5]。なお、本作におけるサンプリングの約半分はTsuboiが加えたものである[5]。
評価
二木信は、日本のヒップホップ・アルバム年間ベスト20の第9位に本作を選んだ[6]。二木は、「ECDは最新のヒップホップの導入と音の実験に突き進んでいる」と指摘し、本作を「アヴァン・ポップな傑作」と評している[6]。
収録曲
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 時間 |
---|
1. | 「Recording Report」 | | | |
2. | 「まだ夢の中」 | | | |
3. | 「対自核」 | | | |
4. | 「ときどきあそこに」 | | | |
5. | 「5to9」 | | | |
6. | 「家庭の事情」 | | | |
7. | 「大原交差点」 | | | |
8. | 「たった一滴で」 | | | |
9. | 「Wasted Youth」 | | | |
10. | 「にぶい奴らのことなんか知らない」 | | | |
11. | 「Sight Seeing」 | | | |
チャート
脚注
外部リンク