ChibiOS/RT
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プログラミング言語 |
C, アセンブリ言語 |
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OSの系統 |
リアルタイムオペレーティングシステム |
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開発状況 |
安定 |
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ソースモデル |
オープンソース |
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初版 |
2007年 (17年前) (2007) |
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最新安定版 |
21.11.3 / 2022年12月29日 (23か月前) (2022-12-29) |
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リポジトリ |
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対象市場 |
組み込みシステム(Embedded system)など。 |
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使用できる言語 |
英語 |
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プラットフォーム |
Intel 80386, ARM7, ARM9, ARM Cortex-M0, ARM Cortex-M3, ARM Cortex-M4, PPC, e200z, Atmel AVR, TI MSP430, STM8, Freescale Coldfire, Renesas H8S |
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カーネル種別 |
マイクロカーネル |
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ライセンス |
GPL3またはプロプライエタリー |
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ウェブサイト |
www.chibios.org |
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テンプレートを表示 |
ChibiOS/RTは、コンパクトで高速な[1]
リアルタイムオペレーティングシステムであり、複数のアーキテクチャーをサポートし、GPL3ライセンスでリリースされている。
開発者は、Giovanni Di Sirioである。
評価
ChibiOS/RTは、8ビットと16ビット、32ビットのマイクロコントローラーの組み込み用途向けに設計されている。
プロジェクトの主なゴールは、サイズと実行性能である。[2]
実例を参考にすると、カーネルのサイズは、最小で1.2KiBから、STMのCortex-M3プロセッサーの全てのサブシステムを有効化した場合で最大5.5KiBである。
カーネルは1秒間に220,000スレッド以上を開始と終了させることができ、コンテキストスイッチは、STM32を72 MHzで動作させた場合、
1.2マイクロ秒で実行できる。
全てのサポートされたプラットフォームにおける同様の評価結果は、ソースコードの配布物のテストリポートに含まれている。
機能
ChibiOS/RTマイクロカーネルは、以下をサポートしている。
全てのシステムオブジェクト(スレッドやセマフォ、タイマーなど)は、実行時に生成と削除が可能である。
利用可能なメモリーに上限はない。
システムの信頼性を向上させるため、カーネルアーキテクチャーは全体を通して静的であり、メモリーアロケーターは、オプションとして用意はされているが、必須ではない。
テーブルや配列といったデータ構造にサイズの上限はない。
システムのCPIは、エラーコードや例外といったエラー時の処理を持たない設計である。
ChibiOS/RTは、組み込みデバイスで動かすアプリケーションのために設計されており、
様々なマイクロコントローラー向けのデモアプリケーションを含んでいる。
ColdfireとH8S向けの移植も存在する。
[4]
ChibiOS/RTは、Raspberry Piにも移植されており、
[5]
GPIOやシリアル、GPT (汎用タイマー)、I2C、SPI、PWM用のドライバーが実装されている。
ソフトウェアI/Oエミュレーションモードでは、Win32プロセスとしてカーネルを動かすことができる。
これにより、実際のハードウェアなしで簡単にアプリケーションを開発できる。
MinGWコンパイラ向けの例が含まれている。
ChibiOS/RTは、wolfSSLといった著名なTLS/SSLライブラリーにサポートされている。
uGFX
ChibiOS/RTは、GUIツールキットであるµGFXに完全にサポートされている。
µGFXは、過去にはChibiOS/GFXと呼ばれていた。
関連項目
脚注
外部リンク