CentOS Streamはコミュニティで開発されているエンタープライズ向けLinuxディストリビューションであり、上流として開発されているFedoraと下流として開発されているRed Hat Enterprise Linuxの間である中流として存在している[3]。CentOS StreamはMeta Platforms(FacebookとWhatsAppで知られる)[4][5]やX(旧Twitter)で使用されている[6]。
歴史
最初のリリースであるCentOS Stream 8は2019年9月24日にCentOS 8と同時にリリースされた[3]。CentOS 8のサポートが終了した際にはThe CentOS ProjectはCentOS Linux 8をCentOS Stream 8に移行するシンプルな方法を提供した[7]。2021年1月13日、The CentOS Projectの理事会はMeta Platforms、Twitter及びVerizonのエンジニアにより提案されたHyperscale SIGの設立を承認した。Hyperscale SIGはCentOS Streamを大規模なインフラに展開することを可能にすることや、パッケージやツール開発におけるコラボレーションに焦点を当てている[6][8]。
CentOS Stream 9は2021年12月3日にリリースされた。IBM Zアーキテクチャのサポートが追加された[9]。
2023年、Red HatはRed Hat Enterprise Linuxの開発に注力するためにCentOS 7とCentOS Stream 8のサポートを2024年中に終了することを発表した。CentOS Stream 9が移行先の候補として挙げられた[10]。
CentOS Stream 10は2024年12月12日にリリースされた。
リリース
バージョン |
リリース日 |
サポート終了日 |
カーネル |
アーキテクチャ
|
サポート終了:8 |
2019-09-24 |
2024-05-31 |
4.18.0 |
x86-64, POWER8 LE, AArch64
|
サポート中:9 |
2021-12-03 |
2027-05-31[11] |
5.14.0 |
x86-64, POWER8 LE, AArch64, s390x
|
現行バージョン:10 |
2024-12-12 |
2030-01-01[12] |
6.12.0 |
x86-64, ARM64, ppc64le, s390x
|
凡例 サポート終了 サポート中 現行バージョン 最新プレビュー版 将来のリリース
|
参考文献