クルブ・デポルティーボ・ゴドイ・クルス・アントニオ・トンバ (スペイン語 : Club Deportivo Godoy Cruz Antonio Tomba )は、アルゼンチン の中西部、メンドーサ州 の都市ゴドイ・クルス に本拠地を置くスポーツ クラブである。サッカーチームがもっともよく知られているが、バスケットボール、ハンドボール、フィールドホッケー、テニス、バレーボールのチームも抱えている。サッカーチームはリーガ・プロフェシオナル (1部)に所属している。
歴史
1954年のチーム
1921年6月21日、スポルティーボ・ゴドイ・クルス という名称で設立された。1930年4月30日、DBアントニオ・トンバと合併してCDゴドイ・クルス・アントニオ・トンバ に名称変更された。1959年、14,000人収容のホームスタジアムのエスタディオ・フェリシアーノ・ガンバルテが建設され、ラ・ボデーガ(La Bodega、ワインセラー )という愛称で呼ばれた。1965年の親善試合ではボカ・ジュニアーズ に4-0で、1997年の親善試合ではCAリーベル・プレート にも同スコアで勝利し、これらの試合はファンの間で語り草となっている。メンドーサ州選手権では1944年、1947年、1950年、1951年、1954年、1968年に優勝し、1989年と1990年と1994年には全国規模のトルネオ・デル・インテリオール(現存せず)に出場した。1994年にはトルネオ・デル・インテリオールで優勝し、プリメーラB・ナシオナル (2部)に昇格した。プリメーラB・ナシオナルで10シーズンを過ごし、2005-06シーズンには決勝でCAヌエバ・チカゴ を破ってクラブ初のプリメーラ・ディビシオン (1部)昇格を決めた。
2006年9月9日のCAベルグラーノ 戦(1-1)で、20歳のエンソ・ペレス がプリメーラ・ディビシオンでのクラブ初得点を決めた。2006アペルトゥーラは18位と苦しみ、クラウスーラ2007は10位と持ち直したが、2006-07シーズン終了後には過去3シーズン(ゴドイ・クルスの場合は過去1シーズン)の獲得勝ち点率が20クラブ中18位となった。自動降格は免れたものの、昇降格プレーオフではCAウラカン に2試合合計5-2で敗れ、プリメーラB・ナシオナル降格となった。しかしプリメーラB・ナシオナルにいたのはわずか1シーズンであり、2007-08シーズンはCAサン・マルティン に次ぐ2位でプリメーラ・ディビシオン昇格を決めた。2010年1月、それまでトップリーグのクラブを率いた経験がない39歳のオマール・アサード 監督が就任し、2010クラウスーラでは優勝争いに絡む健闘を見せた[2] 。アルゼンチンサッカー協会 に間接的に加盟しているクラブ(ブエノスアイレス 自治市、大ブエノスアイレス都市圏 、ロサリオ 、サンタフェ 以外に本拠地を置くクラブ)では最高となる勝ち点37を獲得し、3位となった。2010-11シーズンも躍進のシーズンとなった。アペルトゥーラ2010では5位、クラウスーラ2011では3位となり、2010年(暦年)の通算成績3位でコパ・リベルタドーレス 出場権を獲得した。2011年前半にはコパ・リベルタドーレスに出場し、グループリーグではLDUキト (エクアドル)、CAペニャロール (ウルグアイ)、CAインデペンディエンテ (アルゼンチン)と同組となった[3] 。2勝1分3敗でグループ最下位に終わったが、グループ首位から最下位まで勝ち点3の混戦だった。2011年9月10日のCAオール・ボーイズ 戦では6-1の大勝を収めている。2011年後半にはコパ・スダメリカーナ に出場し、2回戦でCAラヌース を破ったが、決勝トーナメント1回戦ではウニベルシタリオ・デポルテス (ペルー)にPK戦の末に敗れた。2012年にもコパ・リベルタドーレスに出場し、ウニベルシダ・デ・チレ (チリ)、アトレティコ・ナシオナル (コロンビア)、ペニャロールと同組となった。ホームでのペニャロール戦には勝利したが、1勝2分3敗の勝ち点5でグループ3位に終わった。2012年11月にはマルティン・パレルモ が監督に就任し、ロベルト・アボンダンシェリ がコーチに就任した。
愛称
クラブ名に由来するエル・トンバ(El Tomba)またはボデゲーロ(Bodeguero、ワインセラーのオーナーの意)という愛称を持つ。ボデゲーロという愛称は、前身クラブのひとつであるDBアントニオ・トンバ(Deportivo Bodega Antonio Tomba、クラブ名称そのものが「ワインセラー・スポーツクラブ」)がワインを販売する活動もしていたことに由来する。またスタジアムの近くに鉄道が通っていることから、エル・エスプレソ(El Expreso、急行列車)という愛称も持っている。
タイトル
過去の成績
シーズン
ディビジョン
順位
勝ち点
備考
2006–07
アペルトゥーラ
プリメーラ
18
17
クラウスーラ
10
25
昇降格プレーオフの末にプリメーラB降格
2007–08
通算
プリメーラB・ナシオナル
2
??
プリメーラに自動昇格
2008–09
アペルトゥーラ
プリメーラ
11
23
クラウスーラ
9
26
2009–10
アペルトゥーラ
プリメーラ
17
16
クラウスーラ
3
37
2010–11
アペルトゥーラ
プリメーラ
5
29
クラウスーラ
3
34
コパ・リベルタドーレス グループリーグ敗退
2011–12
アペルトゥーラ
プリメーラ
12
24
コパ・スダメリカーナ ベスト16
クラウスーラ
18
14
コパ・リベルタドーレス グループリーグ敗退
2012–13
イニシアル
プリメーラ
14
20
フィナール
7
29
2013–14
イニシアル
プリメーラ
14
20
フィナール
現所属メンバー
2022年9月11日現在 [4]
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルール に基づく。
歴代監督
歴代所属選手
脚注
外部リンク