AN/AAS-42は、アメリカ合衆国のゼネラル・エレクトリック(現ロッキード・マーティン)社が開発したIRSTである[1]。
概要
まず1988年の夏より、アメリカ空軍のF-15に搭載されての試験が開始され、1988年からはアメリカ海軍のF-14A改良型に切り替えられて継続された。最初の量産機は1992年に完成し、F-14Dに搭載されて、1994年2月より空母「カール・ヴィンソン」を皮切りに艦隊配備を開始した[1]。
赤外線センサは、256個の素子を有するFPAであり、検知周波数は8-12マイクロメートルである。センサー部は、液体窒素で冷却され、視野角は150×150度である。F-14Dではセンサーヘッドを機首下面に、プロセッサを機内に収容する形で搭載していたが、現在はポッド型のものが開発され、F-14以外の戦闘機も搭載している。発展型としてIRST21が存在する。
搭載機
参考文献
外部リンク